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文化論

7.日本(江戸時代) まとめ

江戸時代の男性の髪形



江戸時代では、武士は武士らしく、町人は町人らしい髪形へと変化し、髪形は細分化していきました。

戦国末・安土桃山時代に1度姿を消した烏帽子もまた現れ始めて、烏帽子を被る時は、冠下の髷にしていました。

月代について

江戸時代の男性の月代には、以下のような種類があったとされています。

【江戸時代 男性の代表的な髪型 5選】

  1. 大月代(おおさかやき)
  2. 半頭(はんがしら)
  3. 中剃り(なかぞり)

①大月代(おおさかやき)

鬢と後頭部の毛だけを残す月代。(ツルツルの部分が大きい)

参考:大月代の画像

②半頭(はんがしら)

前頭部の毛を剃り落とす月代。(ツルツルの部分が頭頂部の半分)

参考:半頭の画像

③中剃り(なかぞり)

頭上の毛だけを剃り落とす月代。(頭頂部の中心がツルツル)

参考:中剃りの画像

江戸時代の男性の月代3選!表でイッキ見!



髪型の名前 特徴 イメージ
①大月代 前頭部の毛を剃り落とす髪型 大月代の画像
②半頭 前頭部の毛を剃り落とす髪型 半頭の画像
③中剃り 頭上の毛だけを剃り落とす髪型 中剃りの画像
④総髪 毛を後方に垂らして肩のあたりで切り揃える髪型 総髪の画像
⑤茶筅髪 後頭部で束ねた髪を白紙の元結(髻を結ぶもの)で棒状に束ねて、先端を房(ボサボサの筆)のように出した髪形 茶筅髪の画像

男性の額について

江戸時代の男性は、広い額が良いとされていました。

江戸時代の男性の額には、以下のような種類があったとされています。

【江戸時代 男性の代表的な額 3選】

  1. 唐犬額(とうけんびたい)
  2. 十河額(そごうびたい)
  3. 大額(おおびたい)

江戸時代の男性の額3選!表でイッキ見!

髪型の名前 特徴 イメージ
①唐犬額 額の角を鋭くとがらせた額 唐犬額の画像
②十河額 月代を生え際を四角く大きく剃りあげた額 十河額の画像
③大額 額を広く剃り、鬢(びん)を小さく残したもの 大額の画像

男性の髪型について

江戸時代の男性の髪型には、以下のような種類があったとされています。

【江戸時代 男性の代表的な髪型 3選】

  1. 総髪(そうはつ)
  2. 茶筅髪(ちゃせんがみ)
  3. 二つ折りの髷(銀杏頭・若衆髷・野郎髷・奴髷…など)

①総髪(そうはつ)

毛を後方に垂らして肩のあたりで切り揃える髪型。(ツルツルじゃない)

参考:総髪の画像

②茶筅髪(ちゃせんがみ)

後頭部で束ねた髪を白紙の元結(髻を結ぶもの)で棒状に束ねて、先端を房(ボサボサの筆)のように出した髪形

参考:茶筅髪の画像

茶筅って何?

茶をたてる竹の道具の名前です。それに似ていたのでこの名がついたとされています!

③二つ折りの髷

後方部で束ねた髪を上方に折り曲げて、二つ折りの髷にした髪型。

月代の種類、髷の形など組み合わせによって、

銀杏頭や、若衆髷・野郎髷・奴髷、辰松風・文金風・本田風・大銀杏・郎君風・浪人銀杏・講武所風・儒者風・円朝風…など

数えきれないくらいの種類があります!

江戸時代の男性の髪型3選!表でイッキ見!

髪型の名前 特徴 イメージ
①総髪 毛を後方に垂らして肩のあたりで切り揃える髪型 総髪の画像
②茶筅髪 後頭部で束ねた髪を白紙の元結(髻を結ぶもの)で棒状に束ねて、先端を房(ボサボサの筆)のように出した髪形 茶筅髪の画像
③二つ折りの髷 後方部で束ねた髪を上方に折り曲げて、二つ折りの髷にした髪型。

銀杏頭や、若衆髷・野郎髷・奴髷、辰松風・文金風・本田風・大銀杏・郎君風・浪人銀杏・講武所風・儒者風・円朝風…など

銀杏頭の画像

江戸時代の女性の髪形(重要)

江戸時代の女性にヒットした髪形は4つ!



江戸時代の女性の髪形(日本髪)は、300種類以上にのぼるといわれています。

代表的なものは、

  1. 兵庫髷
  2. 島田髷
  3. 勝山髷(丸輪髷、丸髷)
  4. 笄髷(こうがいまげ)

の4つがあります。

それぞれどんなものか見ていきましょう!

江戸時代の女性の髪型4選!表でイッキ見!

髪型の名前 特徴 イメージ
①兵庫髷 日本髪の原型になった髪型

輪が小さくて根が低い

年増の女性の髪型だった

兵庫髷の画像
②島田髷 兵庫髷に少し遅れて、若い女性の間で大流行した。 島田髷の画像
③勝山髷

(丸髷)

遊女たちの間で流行し、髷の幅が太かったので、丸輪髷丸髷とも呼ばれた。

おもに既婚女性の髷となった(重要)

勝山髷の画像
④笄髷 宮中や、武家の女性から生まれた。

年増の女性向きの髪型とされた。

笄髷の画像

これらの日本髪は「前髪(びん)、(たぼ)、」の4つの部分からなります。

日本髪は「まえがみ・びん・たぼ・まげ」から成ります!美論でも出てくるるので覚えておきましょう!
20.日本髪について まとめ日本髪 日本髪とは? 日本髪は、日本の風俗を代表するものの1つとして、古くから伝統的に受けつがれてきたヘアスタイルです。 ...

簪(かんざし)が流行!

(かんざし)は、江戸時代中期ころに発生しました。

代表的なものは、

  1. 玉簪(たまかんざし)
  2. 平打ち簪(ひらうちかんざし)
  3. 花簪(はなかんざし)

の3つがありました。

簪の種類をイッキ見!

簪の名前 特徴 イメージ
①玉簪 さんごやひすいなどの玉のついた簪 玉簪の画像
②平打ち簪 金属に透かし彫りなどを施した簪 平打ち簪の画像
③花簪 花形の飾りを付けた豪華な簪 花簪の画像
簪は、日本髪を完成させるための必需品なりました。

女性の額について

美しい額とは?(火灯額=雁金額=富士額)



江戸時代の女性の額では、生え際が火灯窓(かとうまど)のような形に見える火灯額(かとうびたい)が美しいとされていました。

参考:火灯窓の画像

火灯額は、雁金額(かりがねびたい)、富士額(ふじびたい)とも同じ意味で使用されます。

狭い額が美しいとされていたようです。

江戸時代の化粧

江戸時代になり日本髪が生まれ、額・襟足が露出するようになると、額の生え際、襟足の美しさが求められるようになりました

それにより、額のきわ、襟足のきわを整える際化粧(きわげしょう)が行われていました。

際化粧とは?

際化粧(きわげしょう)は、額の生え際におしろいを掃きこんだり余分な髪の毛を抜いたり墨を生え際に塗って形を整える化粧のことです。

江戸時代のおしろいは、水銀製鉛製の2種類があり、主に鉛製が使われていました。

顔の化粧

江戸時代の顔面の化粧には、以下のような特徴がありました。

口紅

江戸時代のは、ベニバナから採取したものが使用された。

【笹色紅】

江戸時代後期には、笹色紅(ささいろべに)と呼ばれる、下唇が玉虫色に光るまで濃く紅を塗る化粧が流行した。

江戸時代でお歯黒は、武士の間では廃れ、公家では引き続き見られました。

また、上流階級がお歯黒を行う理由が、成人のしるしという意味から、既婚者のしるしという意味へと変化していきました。

眉を剃り落とすという行為が、上流階級の成人のしるしという意味から一般女性が結婚して子供ができたしるしとして行われるようになりました。

【天井眉】

江戸時代に、上流階級の間で行われた、眉を剃って額の生え際に置かれた別の眉は天井眉と呼ばれました。

江戸時代の男性の服装



江戸時代の①礼装には、裃が着用され、②略装には、羽織袴が着用されるようになりました。

①礼装

江戸時代の武家の礼装は、安土・桃山時代時代の肩衣袴から(かみしも)に変わりました。

最も正式なものは長裃(ながかみしも)と追われるものでした。

【武家の男性の礼装の順序おさらい】

直衣・狩衣(のうし・かりぎぬ):平安時代

水干(すいかん):鎌倉・室町・戦国時代

直垂(ひたたれ):鎌倉・室町・戦国時代

肩衣袴(かたぎぬばかま):戦国末、安土桃山時代

(長)裃 NEW!:江戸時代

6.日本(戦国末・安土桃山時代) まとめ戦国末・安土桃山時代 織田信長や、豊臣秀吉の時代ですね! 国家試験に出る可能性は低いと思うので、さらっと流してもOKです...

②略装

羽織袴

江戸時代の武家の略装は、羽織袴でした。

小袖の上に羽織を重ねて、下は袴を履いた服装です。

参考:羽織袴の画像

江戸時代の女性の服装

小袖

女性の服装は、小袖に帯を締めるスタイルでした。

模様・寸法・帯幅・帯の締め方・着付けの方法などは江戸時代の中でも時代によって異なり様々なものが生まれました。

総まとめ問題

江戸時代の月代に関する次の文章の(  )内に入る語句として正しいものはどれか

江戸時代には月代は以前にも増して大きくなりながら、いっそう細分し、鬢と後頭部の毛だけを残すものを(   )といった。

(1) 中剃り

(2) 半頭

(3) 大月代

(4) 総髪

 

正解(3)