美容技術理論

16.ネイル①(ネイルの種類・爪の名称・症状) まとめ

目次
  1. ネイル技術の歴史
  2. ネイル技術の種類
  3. ネイルケア
  4. アーティフィシャルネイル(過去問出題)
  5. ネイルアート(過去問出題)
  6. 爪の構造と機能
  7. 爪のカット形状
  8. ネイル技術と公衆衛生
  9. ネイルのカウンセリングについて
  10. 問題

ネイル技術の歴史

1930年代に自動車塗料であるラッカーが、ネイルエナメルに応用されました。

それから数多くの色のエナメルが登場し、ネイル技術が飛躍的に成長しました。

ネイル技術の種類



ネイル技術の代表的なものには、「ネイルケア」、「アーティフィシャルネイル」、「ネイルアート」の3つがあります。

ネイル技術 ❶ネイルケア 爪と爪まわりの皮膚を健康に美しく保つためのテクニック
❷アーティフィシャルネイル 爪の補強や、修復などを行うテクニック
❸ネイルアート 爪表面を彩り、デザインするテクニック

ネイル技術はの3つ!

  1. 「ネイルケア」
  2. 「アーティフィシャルネイル」
  3. 「ネイルアート」

ネイルケア

ネイルケアとは?

A.ネイルケアは、爪と爪まわりの皮膚を健康に美しく保つためのテクニックです。

ネイルケアは、単にカラーエナメルを塗るだけでなく、爪の長さや形を整え、キューティクルを取り除き、爪や爪まわりの皮を健康に美しく保つために行います。

ネイルケアの種類は?

手の爪の手入れをする「マニキュア」足の爪の手入れをする「ペディキュア」があります。

ネイルケア ❶マニキュア 手の爪の手入れ
❷ペディキュア 足の爪の手入れ

❶マニキュア

マニキュアは、手の爪の手入れをするテクニックのことを言います。

❷ペディキュア

ペディキュアは、足の爪の手入れをするテクニックのことを言います。

17.ネイル②(ネイル技術・アーティフィシャルネイル) まとめネイルケア ネイルケアは、爪と爪まわりの皮膚を健康に美しく保つためのテクニックで、ネイル技術の基礎になります。 手の爪の手入れを...

アーティフィシャルネイル(過去問出題)

アーティフィシャルネイルとは?



A.アーティフィシャルネイルは、人工的に作った爪によって、爪の長さを出したり、弱い爪や亀裂の入った爪、欠けた爪の補強や、修復などを行うテクニックです

使用する材料は、アクリルやジェルなど色々あります。

アーティフィシャルネイルの目的は、補強や、修復です!

アーティフィシャルネイルの種類

アーティフィシャルネイルには、

  1. チップ
  2. チップオーバーレイ
  3. スカルプチュア
  4. ナチュラルネイルオーバーレイ

などの種類があります。

それぞれ詳しく見ていきましょう!

アーティフィシャルネイル ①チップ 爪の先にチップを付けるもの。

爪の長さを出します。

アートチップは、アートが描かれたチップを、爪に両面テープなどで装着する技術のことを言います。

チップ=爪+チップ

②チップオーバーレイ チップを爪に付けて、その上からアクリルやジェルなどで覆い、補強するもののこと。

爪の長さを出します。

チップオーバーレイ=爪+チップ+(アクリルorジェル)

③スカルプチュア フォーム(型・人工爪を作るためのシール)を使って、アクリルやジェルで爪を作るもの

爪の長さを出します。

スカルプチュア=爪+フォーム+(アクリルorジェル)

④ナチュラルネイルオーバーレイ ナチュラルネイル(自然な爪)の上にシルクフィラーアクリル・ジェルなどで覆うもの。

爪の長さは、出しません。

ナチュラルネイルオーバーレイ=爪+(アクリルorジェル)

①チップ

チップとは?



A.チップは、爪の先に装着し、人工的に爪の長さを出すテクニックです。

チップのみではもろいので、一時的な技術です。

アートチップ…アートチップは、アートが描かれたチップを、爪に両面テープなどで装着する技術のことを言います。

②チップオーバーレイ

チップオーバーレイとは?

A.チップオーバーレイは、チップを爪に付けて、その上からアクリルやジェルなどで覆って補強するもののことを言います。

爪の長さを出します。

③スカルプチュア

スカルプチュアとは?

A.スカルプチュアは、フォーム(型・人工爪を作るための土台のシール)を使って、アクリルやジェルで爪を作るもの

爪の長さを出します。

ジェルは液体なので、爪がないところにジェルは乗せれません。

なので、フォームを使用してその上にジェルを乗せて爪の長さを出します。

ジェルが固まったらフォームは外します。

スカルプチュアの種類

スカルプチュア フレンチスカルプチュア フリーエッジ(爪先…爪の白いところ)に白色(ホワイト)を、ネイルプレート(爪甲…爪のぴんくのところ)にクリアや、ピンクを使用したスカルプチュアのこと
デザインスカルプチュア 色のついたアクリルやジェルなどを使用し、アートが施されているスカルプチュアのこと

④ナチュラルネイルオーバーレイ

ナチュラルネイルオーバーレイとは?

A.ナチュラルネイル(自然な爪)の上にシルクフィラーアクリル・ジェルなどで覆うもののことを言います。

爪の長さは、出しません。

17.ネイル②(ネイル技術・アーティフィシャルネイル) まとめネイルケア ネイルケアは、爪と爪まわりの皮膚を健康に美しく保つためのテクニックで、ネイル技術の基礎になります。 手の爪の手入れを...

ネイルアート(過去問出題)

ネイルアートとは?



A.ネイルアートは、爪表面を彩り、デザインするテクニックです。

ネイルアートの種類

ネイルアートには、

  1. ネイルデザイン
  2. カラーエナメルデザイン
  3. イラスト
  4. エアーブラシ
  5. 3D

などの種類があります。

それぞれ詳しく見ていきましょう!

ネイルアート ❶ネイルデザイン ライトストーン、ネイルテープ、シールやホイルなどでアートを描くもの
❷カラーエナメルデザイン カラーエナメルを使用し、アートを描くもの

例)フレンチネイルや、マーブルなど

❸イラスト アクリル絵具を使用し、爪の上になどを描くもの
❹エアーブラシ カラーを吹き付けてアートを描くもの
❺3D アクリルやジェルなどを使用し、立体的なアートを描くもの

❶ネイルデザイン

ネイルデザインは、ライトストーン、ネイルテープ、シールホイルなどでアートを施すテクニックです。

❷カラーエナメルデザイン

カラーエナメルデザインは、カラーエナメルを使用し、アートを施すテクニックです。フレンチネイルや、マーブルなどのテクニックがあります。

❸イラスト

イラストとは、アクリル絵具を使用し、爪の上になどを書くテクニック。

❹エアーブラシ

エアーブラシとは、コンプレッサーとハンドピースを用いカラーを吹き付けてアートを施すテクニックです。

❺3D

3D技術とは、アクリルやジェルなどを使用し、立体的なアートを施すテクニックです。

それぞれのネイル技術の特徴をしっかり覚えておきましょう!ネイルケアアーティフィシャルネイル、ネイルアートと混ざらないよう注意です!

 

爪の構造と機能

爪とは?

爪とは手や足の指にある角質板のことで、爪そのものと爪の下の皮膚、爪を囲む皮膚とで構成されています。

爪の主成分は?

爪の主成分は髪の毛や皮膚と同じンパク質のケラチンですが、その中でも最も硬質のケラチンでできています。

爪の特徴は?



  • 大人の手指の爪は1ヵ月に約3mm伸び、約4〜6カ月で生え変わると言われている。
  • 利き手よく使う指がより早く爪が伸びる
  • 手指の爪に比べて、足の指の爪のほうが伸びる速度はゆっくり

爪の役割は?

爪には手足の先端を保護し、物をつかむ、力を入れる、立つ、歩くなどの動作を助ける役割があります。

ネイルプレートまたはネイルボディ(爪甲)

根元から先端までの目に見えている爪の本体のことをネイルプレートまたはネイルボディ (爪甲)といいます。

ネイルルート(爪根)

爪の付け根で、爪の成長が始まる部分のことをネイルルート(爪根)といいます。

ネイルマトリクス(爪母)

新たに爪の細胞を作り、成長をコントロールする部分のことをネイルマトリクス(爪母)といいます。

損傷すると、爪の成長に異常をもたらしたり、病気を引き起こしたりします。

ネイルベッド(爪床)

ネイルプレートの下にある皮膚(表皮、真皮部)の一部のことをネイルベッド(爪床)といいます。

爪の成長に必要な栄養を供給する血管や神経が通っています。

ネイルフォルドまたはマントル(爪褶壁・後爪郭)

爪の基部の皮膚が折りこまれている部分で、爪を支えている部分のことをネイルフォルドまたはマントル(爪褶壁・後爪郭)といいます。

エポニキアム(爪上皮)

爪の基部にある薄く細い皮膚のことをエポニキアム(爪上皮)といいます。

キューティクル(爪小皮)

爪が作られるときに角化で出る細胞の死骸のことをキューティクル(爪小皮)といいます。皮膚でいえば垢。

ハイポニキウム(爪下皮)

フリーエッジ(爪先)の下の皮膚のことをハイポニキウム(爪下皮)といいます。

フリーエッジ(爪先)

爪の先端のことをフリーエッジ(爪先)といいます。皮膚から離れていて伸びている部分。

スマイルラインまたはイエローライン(黄線)

ネイルプレートがフリーエッジに切り替わる境のラインのことをスマイルラインまたはイエローライン(黄線)といいます。

アーチ

ネイルプレートの、爪の基部から爪先までの縦方向のカーブのことをアーチといいます。

ネイルグルーブ(爪溝)

ネイルベッドの両側にある溝のことをネイルグルーブ(爪溝)といいます。

Cカーブ

ネイルプレートの両サイドをつなぐ横方向のカーブのことをCカーブといいます。

ネイルウォール(側爪郭)

爪の両側の皮膚の部分のことをネイルウォール(側爪郭)といいます。

ストレスエリア

爪の中で最も弱い、スマイルラインの周辺部分のことをストレスエリアといいます。

ルヌーラまたはハーフムーン(爪半月)

爪の付け根にある白い半月形のもののことをルヌーラまたはハーフムーン(爪半月)といいます。

ペリオニキアム

爪まわりの皮膚の総称のことをペリオニキアムといいます。

ストレスポイント

スマイルラインの両端部分のことをストレスポイントといいます。

10.皮膚の付属器官 まとめ皮膚の付属器官とは 皮膚の付属器官には何がある? 皮膚には、表皮・真皮・皮下組織の他に 脂腺 汗腺 ...

爪のカット形状

指先を美しく見せるポイントは、爪の形と長さを10本そろえること。「手の形」「指の長さ」「キューティクルの形」「お客さまの仕事のタイプ」などを考慮して形を選択します。

爪のカット形状(ネイルシェイプ)は、次の5つが基本的な形です。



  1. スクエア
  2. スクエアオフ
  3. ラウンド
  4. オーバル
  5. ポイント

スクエア

サイドとトップがストレートで、フリーエッジの角が直角な四角形。

スクエアオフ

スクエアの角を取ったタイプで、一番堅固の形。

ラウンド

サイドはストレートで、トップが丸くカットされている最も自然な形。

オーバル

サイドとトップに丸みをもたせた卵形のネイル。

美しく上品に見え、ほとんどの女性の手に合う魅力的な形。

ポイント

先にいくにつれて細くなったアーモンド型のネイル。指が細く長く見える形。5つの中では一番弱く、折れやすい。

ネイル技術と公衆衛生

ネイル技術は、お客さまの手足に直接触れて爪をカットしたり、マッサージを行ったり、化学製品を使用したりして施術するものです。

爪まわりの皮膚を押し上げたりカットしたりするので、特に細菌感染の原因にならないよう注意する必要があります。

消毒法の種類

消毒を行うことで衛生的な環境をつくり、感染のおそれをなくし、病気を予防することができます。

消毒方法の分類

殺菌 微生物を殺すことの総称
消毒 汚染されている環境から病原微生物(細菌など)を取り除いたり、死滅させることで、感染力をなくすこと
滅菌 あらゆる微生物を殺すか除去して、生きている微生物が存在しない状態にすること。 滅菌された状態が「無菌」
防腐 微生物を殺さないまでも、乾燥·冷蔵 塩蔵·薬品の添加などの方法で、発育や作用を止めて、腐敗を防ぐこと
除菌 微生物を殺さないまでも、対象物から菌を除去すること

 

器具の消毒手順

  1. 洗浄…キューティクルニッパー・キューティクルプッシャー・ネイルラシなどの器具は、石けんと水で十分に洗う
  2. 消毒…法で定められた濃度の消毒液に所定の時間浸す。または、紫外線消毒器に所定の時間入れます。
  3. すすぎ…消毒液から器具を取り出して水ですすぎ、 清潔なタオルで水分をしっかりふき取ます。または紫外線消毒器から取り出す。
  4. 保管…清潔な場所に保管する

ネイルのカウンセリングについて

ネイル技術を行う際には、必ず事前のカウンセリングが必要です。これは、お客様の好みやイメージを聞き、希望どおりのネイルスタイルを提案するために大切であると同時に、爪の健康状態を把握するためにも欠かすことはできません。

健康な爪とは?

健康な爪は表面が滑らかで輝きがあり、半透明のピンク色をしています。カラーをすべて取り除き、ナチュラルネイル(爪)の状態になったら、爪やそのまわりの皮膚に何らかの疾患がないかを確認します。

施術を避けるべき症状

  • 炎症を起こしている
  • 化膿している
  • 傷がある
  • 浮腫が見られる

施術を行ってはいけない症状

爪や爪周りが病原微生物(細菌など)に感染している場合は、施術を行ってはいけません。



施術を行ってはいけない症状(例)

オニコマイコーシス(爪水虫) 白癬菌による感染症。黄白色の筋や乾燥が見られたり、爪表面が削れるようにはがれたりする
グリーンネイル(緑色爪甲) 緑膿菌による感染症。爪の色が緑色や黒色に変化する
パロニキア (爪周囲炎) カンジダ菌などによる感染症。爪まわりの組織に炎症が起こる
オニキア(爪炎) カンジダ菌などが原因で起こる、マトリクスや爪甲などの疾病。化膿も見られる

問題

ネイル技術に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

(1)スカルプチュアは、人工爪の土台となるフォームを使用して、アクリルやジェルなどで長さを出すテクニックです。
(2)アートチップは、ナチュラルネイルにラインストーンやシールなどでアートを施すテクニックです。
(3)フレンチスカルプチュアは、基本的にはフリーエッジにホワイトを使用するテクニックです。
(4)ナチュラルネイルオーバーレイは、弱い爪の補強などを行うテクニックです。

正解)(2)

ネイルデザインは、ライトストーン、ネイルテープ、シールホイルなどでアートを施すテクニックです。

チップ・チップオーバーレイ・スカルプチュア・ナチュラルネイルオーバーレイのそれぞれのアーティフィシャルネイル技術の特徴をしっかり覚えておきましょう!ネイルケア、ネイルアートと混ざらないよう注意です!