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美容技術理論

13.⭐️パーマネントウェービング②(パーマ技術・縮毛矯正技術) まとめ

<<チェックポイント>>

美容技術理論では、

  1. 美容技術理論
  2.  まつ毛エクステンション
  3.  理・美容器具 ・ 色彩及びデザイン

が【重点項目】とされています。要チェックです。

パーマネントウェーブの技術

パーマ技術の流れ

パーマ技術の流れは、以下の通りです。

  1. 毛髪診断(ドライヘア&ウェットヘア)
  2. シャンプー
  3. ヘアカッティング
  4. ロッドの選定
  5. ブロッキング
  6. プレ処理(水巻き、つけ巻き、トリートメント巻き など)
  7. ワインディング
  8. 1剤塗布
  9. 放置タイム
  10. テストカール
  11. 中間リンス
  12. 2剤塗布
  13. ロッドアウト
  14. リンス
  15. ウェーブチェック
  16. スタイリング

それぞれについて順を追って詳しく見ていきましょう!

①毛髪診断

毛髪診断とは?



A.毛質及び毛髪の状態を観察し、使用する薬剤や技術の選定基準にするための診断

毛髪診断は、シャンプーの前(ドライヘア)と❷シャンプーの後(ウェットヘア)で判断します。

過去の施術体質体調を聞くことも重要です。

❶毛髪診断(ドライヘア)

…シャンプー前の毛髪が乾いた状態で、髪質や健康状態をチェックするもの。

日本人の髪質は、硬毛(パーマがかかりにくい)、普通毛、軟毛(パーマがかかりやすい)に分けられます。

必ず見分けましょう。

軟毛 パーマがかかりやすい
普通毛    |
硬毛 パーマがかかりにくい

健康毛か、カラーや、パーマによるダメージヘアかを知ることも大切で、ダメージヘアの場合は、ダメージの程度と部分を必ず確認します。

健康毛(新生部・根元) パーマがかかりにくい
ダメージヘア(パーマ・カラー後、毛先) パーマがかかりやすい

ダメージヘアは、パーマがパーマがかかりやすく、健康毛(新生部・根元)は、パーマがかかりにくいです。

❷毛髪診断(ウェットヘア)



…シャンプー後の毛髪がぬれている状態での毛髪診断のこと。

ウェットヘアの毛髪診断では、パーマネントウエーブの残存状態、はっ水性毛か吸水性毛か、などを見ます。

毛髪がぬれている状態だと、パーマネントウエーブの残存状態がよく分かります。残存部分がある部分は、パーマがかかりやすく、薬剤が強く作用するおそれがあります。

はっ水性毛は、薬剤をはじくのでパーマがかかりにくく、吸水性毛は、薬剤を吸収するのでパーマがかかりやすいです。

はっ水性毛 パーマがかかりにくい
吸水性毛 パーマがかかりやすい

②シャンプー

毛髪診断が終わったら、シャンプーをします。

目的

シャンプーによって毛髪の汚れを取り除き、薬剤の作用が正確に発揮できるようにするためです。

シャンプー選び

パーマ前のシャンプーは、刺激の少ない、適度に洗浄力のあるシャンプーが適しています。

目的は毛髪の汚れを落とすことで、頭皮に対してのマッサージは目的としていません。

パーマネントウエーブ施術前に適さないシャンプー

  • 酸性アルカリ性のもの
  • 刺激の強いもの
  • 殺菌剤の入ったもの
  • オイル量が多いもの

③ヘアカッティング

シャンプーが終わったら、カットに入ります。

ヘアスタイルによっては、パーマネントウェーブ施術後にヘアカッティングを行う場合もあります。

毛量調整

毛量調節(テーパーやセニング)する場合は、パーマに悪影響がでない程度に行います。

髪の毛をすく(毛量を少なくする)とパーマはかかりやすくなります。

レザーでテーパーすると損傷を受けやすく、薬剤が毛先に多く作用しやすくなるので、むらがかりの原因になります。

④ロッドの選定

ウエーブの大小は、ロッドの太さによって決まります。

巻きこむ力では決まりません!

目的

求めるスタイルに適したロッドを選ぶこと

フルウエーブを形成するために必要な毛髪の長さは?

フルウエーブ(ウェーブでS字状になっている状態)を形成するために必要な毛髪の長さは、使用するロッドの3回転分です。

⑤ブロッキング

ブロッキングは、ワインディングの下準備と言えます。

目的

ワインディングで、スムーズかつ正確にロッドを配列し、薬剤操作を行うために行います。

⑥プレ処理(過去問出題)

プレ処理とは?

A.水巻き・つけ巻き・トリートメント巻きなどの方法で1剤を塗布する前(プレ)に毛髪の状態をコンディショニングしておく処理のこと

水巻き 毛髪を水で濡らしてワインディングした後に、1剤を塗布する方法
つけ巻き 事前に毛髪に1剤をつけておき、ワインディング後に再び1剤を塗布する方法
トリートメント巻き 1剤塗布前にトリートメントを塗布しておき、パーマの薬剤作用をセーブするためにおこなう方法

パーマが、かかりすぎるおそれのある毛髪に行います。

カラーリングや残存ウェーブがあるところなど)

根元毛先に比べ、パーマがかかりにくい状態になっています。

毛先は、日光やパーマ、カラー、ブラッシング・シャンプーなどの影響でパーマがかかりやすくなっています。

なので、根元はつけ巻き、ダメージのある毛先はトリートメント巻きなどを行い、毛髪の状態をコンディショニングします。

健康毛(新生部・根元) つけ巻き
ダメージヘア(パーマ・カラー後、毛先) トリートメント巻き

問題

パーマネントウェーブ技術に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

(1)根元の新生部は、毛先に比べパーマがかかりやすい。
(2)あらかじめ毛髪に第1剤を塗布し、ワインディング後に再び第1剤を塗布する方法を水巻きという。
(3)かかりすぎるおそれのある毛髪には、つけ巻きが適している。
(4)カラーリングや残存ウェーブがあるところには、状態に応じてトリートメント剤を塗布して第1剤の作用をセーブする。

正解)(4)

水巻き、つけ巻き、トリートメント巻きのそれぞれの特徴を抑えておきましょう!

⑦ワインディング(過去出題)

ワインディングとは?



A.ワインディングとは、各ブロックの毛髪をスライスし、ロッドに巻き付ける技法のことです。

ワインディングの種類

ワインディングの種類には、以下のようなもがあります。

ダウンスタイル 頭頂部を中心に、下方にロッドを配列していくスタイル
リーゼントスタイル 後ろに強い方向性をつけるスタイル
リバーススタイル フロントを斜め前にワインディングし、サイドが斜め後方に流れるようにロッドを配列していくスタイル
フォワードスタイル サイドから見たときに、斜め前方向に顔を包み込むようにロッドを配列していくスタイル
ツイスト&ロール 毛先にひねりを入れ、さらにロッドを巻き込む方法
スタッキング 根元・中間・毛先とそれぞれのストランドで巻き込むところを変え、パーマのかかり方にグラデーションをつくる方法
交互巻き 太めのロッドと1〜2段細いロッドを組み合わせ、根元にボリュームを得る巻き方
とばし巻き ロッドに巻く毛束と巻かない部分を作ることにより、不規則なウエーブをつくる方法
根元巻き(逃がし巻き) 中間から根元をロッドに巻き込むことにより毛先を逃がし、イレギュラーなウエーブを作り出す手法
ワインディングのそれぞれのスタイルの特徴をしっかりと押さえておきましょう!

問題

ワインディングのロッドの配列に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

(1)ダウンスタイルは、後ろに強い方向性をつけてロッドを配列していく。
(2)リーゼントスタイルは、フロントを斜め前にワインディングし、サイドが斜め後方に流れるようにロッドを配列していく。
(3)フォワードスタイルは、サイドから見ると斜め前方向に顔を包みこむようにロッドを配列していく。
(4)リバーススタイルは、頭頂部を中心に下方にロッドを配列していく。

正解)(3)

⑧1剤塗布

ワインディングが終了したら、1剤を塗布します。

1剤塗布は、下から上に向かってパーマのかかりにくいところから塗布していきます。

⑨放置タイム

1剤塗布が終わったらキャップをかぶせて放置します。

製品によって前後しますが、放置タイムは10分前後が目安です。

髪質によっても異なるので、かかりやすい髪質で5分、かかりにくい髪質で15分など対応が必要です。

オーバータイムには、注意しましょう。

⑩テストカール



テストカールとは?

A.希望どおりのウエーブが出ているかどうか、ロッドを数本外してチェックするもの

目的

1剤がどの程度毛髪に作用しているかを調べることがテストカールの目的です。

テストカールを行う場所

テストカールを行う場所は以下の通りです。

  • ロッドの太めと細め、その中間部分
  • 早めに巻いたところと後から巻いたところ
  • かかりにくそうだった部分とかかりやすそうだった部分

判断が困難な場合は、ネープ最下部の細いロッドで判断します。

放置タイムの長短でウエーブの強弱を加減することは避けましょう

オーバータイム

カール径がロッドの2.5倍以下の状態。

毛髪はダメージを受け、弾力性を失うとともに損傷の原因になります。(下図のA,B)

適正カール

カール径が使用したロッドの約2.5倍の状態。毛髪を傷めず、もちのよいウエーブが求められます。(下図のC)

タイム不足

カール径がロッドの2.5倍以上の状態。ウエーブのもちが悪くとれやすくなります。(下図のD)

A・・・オーバータイム

B・・・オーバータイム

C・・・適正カール

D・・・タイム不足

⑪中間リンス

中間リンスとは?

A.中間リンスとは、役割を終えた1剤をぬるま湯で完全に洗い流すことをいいます。

目的

1剤をぬるま湯で完全に洗い流すことで、2剤のはたらきを効果的にすること。

注意点

中間リンス後は、タオルをロッドに押し付けるようにして、 毛髪に残る水分をできるだけ取り除きます。(水分をしっかりとらないと、2剤が毛先まで浸透することができません。)

ゴシゴシ擦ったりしないようにしましょう!

⑫2剤塗布

中間リンスで1剤をしっかり落としたら、2剤を塗布します。

2剤処理が不十分で完全酸化が行われないと、 ウエーブのもちが悪かったり毛髪が傷みやすくなるので、1本ずつ丁寧に塗布します。

臭素酸ナトリウムの場合

一般的に10~15分放置し、2~3回に分けて塗布します。

過酸化水素水の場合

過酸化水素水は、臭素酸ナトリウムと比べて酸化速度が早く、短時間で作用します。

⑬ロッドアウト

ロッドアウトとは、ロッドを外すことです。

引っ張ったり、もつれたりしないように注意しましょう。

⑭リンス



ロッドアウト後は、リンスを行います。

リンスには、

  1. プレーンリンス
  2. アフターリンス

があります。

プレーンリンスとは?

A.ぬるま湯で2剤を洗い流す作業

2剤が毛髪に残っていると、毛髪がごわつく、不快臭、変色、損傷などの原因になります。

すすぎにくいネープや耳の後ろなどに注意しましょう。

アフターリンスとは?

A.アフターリンスとは、パーマネントウエーブ施術後に、毛髪のタイプに応じた酸性リンス剤、トリートメント剤で毛髪の状態を整えることをいいます

ヘアトリートメントは、パーマ施術で失われた油分を補います。

酸性リンスは、アルカリ性になっている毛髪を中和し、 膨潤した毛髪を健康な毛髪に戻します。

アルカリは、毛髪を膨潤(膨らむ)させます。

⑮ウェーブチェック

全体のかかり具合を確認します。

⑯スタイリング

ウェーブを生かしてスタイリングします。

 

縮毛矯正

縮毛矯正は、「くせ毛」ストレートヘアにします。

縮毛矯正の流れは、以下の通りです。

  1. 毛髪診断&カウンセリング
  2. プレ処理(水巻き、つけ巻き、トリートメント巻き など)
  3. 1剤塗布
  4. 放置タイム
  5. 軟化チェック
  6. 中間水洗
  7. ドライ
  8. アイロン操作
  9. 2剤塗布
  10. 放置タイム
  11. プレーンリンス
  12. 仕上げ

それぞれ順を追って見ていきましょう!

①毛髪診断・カウンセリング

髪質、クセ毛の状態、ダメージの状態をチェックします。

②プレ処理

ダメージの状態を目安にプレ処理をします。

③1剤塗布

軟化しにくいネープから、薄く毛束を取り、根元を少しあけて塗布していきます。

髪質・クセ毛の状態を見て使用する縮毛矯正剤を選びましょう。

④放置タイム

製品の薬剤タイムを守り放置します。

⑤軟化チェック

毛髪を取り出し、軟化の程度を数か所チェックします。

⑥中間水洗

毛髪についた1剤を丁寧に洗い流します。

⑦ドライ

毛髪がしっとりするまでドライします。

⑧アイロン操作

適切な温度を設定し、薄くスライスを取り、 根元を少しあけアイロンを入れます。

アイロンを毛髪にあてる時間は2秒以下にします。

⑨2剤塗布

2剤をすばやく丁寧に塗布します。

塗布中に毛髪が曲がらないように注意しましょう。

⑩放置タイム

製品の薬剤タイムを守り放置します。

⑪プレーンリンス・仕上げ

毛髪についた2剤を丁寧に洗い流します。

コンディショナーを使用し仕上げます。

まとめ問題

パーマネントウェーブ技術に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

①根元の新生部は、毛先に比べパーマがかかりやすい。

②あらかじめ毛髪に第1剤を塗布し、ワインディング後に再び第1剤を塗布する方法を水巻きという。

③かかりすぎるおそれのある毛髪には、つけ巻きが適している。

④カラーリングや残存ウェーブがあるところには、状態に応じてトリートメント剤を塗布して第1剤の作用をセーブする。

正解④

①根元の新生部は、毛先に比べパーマがかかりにくい

②あらかじめ毛髪に第1剤を塗布し、ワインディング後に再び第1剤を塗布する方法をつけ巻きという。

③かかりすぎるおそれのある毛髪には、トリートメント巻きが適している。

ワインディングのロッドの配列に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

①ダウンスタイルは、後ろに強い方向性をつけてロッドを配列していく。

②リーゼントスタイルは、フロントを斜め前にワインディングし、サイドが斜め後方に流れるようにロッドを配列していく。

③フォワードスタイルは、サイドから見ると斜め前方向に顔を包みこむようにロッドを配列していく。

④リバーススタイルは、頭頂部を中心に下方にロッドを配列していく。

正解③

リーゼントスタイルは、後ろに強い方向性をつけてロッドを配列していく。
フォワードスタイルは、フロントを斜め前にワインディングし、サイドが斜め後方に流れるようにロッドを配列していく。
ダウンスタイルは、サイドから見ると斜め前方向に顔を包みこむようにロッドを配列していく。
ダウンスタイルは、頭頂部を中心に下方にロッドを配列していく。