保健

10.皮膚の付属器官 まとめ

皮膚の付属器官とは

皮膚の付属器官には何がある?



皮膚には、表皮・真皮・皮下組織の他に

  • 脂腺
  • 汗腺

などがあります。これらを皮膚の付属器官と言う。

毛の形状はどんなものがある?

毛の形状はいろいろあります。真っ直ぐな毛を直毛、ウェーブしたもの・波状にうねったものを波状毛、縮れた毛を球状毛という。

毛流とは?

毛の生える方向を毛流といい、頭頂部・腋窩・鼠径部では渦巻状になっています。

毛渦(もうか)とは?

毛流が渦巻状になっているもの

頭毛の本数は約何本?

頭毛の本数は約10万本です。

毛は全身で、何本生えている?

全身で、約130〜140万本の毛が生えています。

毛の構造

 

①毛幹 ②毛根 ③立毛筋 ④脂腺 ⑤毛隆起 ⑥毛包 ⑦毛母細胞 ⑧毛球 ⑨ 毛乳頭

①毛小皮 ②毛皮質 ③毛髄質 ④内毛根鞘 ⑤外毛根鞘 ⑥毛包 ⑦色素細胞(メラノサイト) ⑧毛母細胞 ⑨毛乳頭 ⑩毛幹

①毛髄質 ②毛皮質 ③毛小皮

毛皮質

毛皮質の細胞には褐色のメラニンが含まれています。

…日本人は、毛皮質の細胞に含まれる褐色のメラニンの量が多く、髪の毛が黒色に見えます。メラニンの量が少ないと茶色に見えます。

毛幹

・・・皮膚表面に出ている部分。

毛根

・・・皮膚の内部にある部分

毛球

・・・毛根の下端のフラスコ状の膨らみ

毛乳頭

・・・毛球の中心部の球状のくぼみ。ここには血管や神経があり、毛の栄養をつかさどっています。

毛母

・・・毛球の毛乳頭に接するところ。ここで毛の細胞が作られています。メラニンを作る色素細胞が多く存在し、色素を与えています。

毛包

・・・毛根の外側を包んでいる組織のこと

毛孔

・・・毛包の皮膚表面部分の穴(毛穴)のこと

成長周期の流れは?



毛には成長期→退行期→休止期という成長周期があります。

頭毛では成長期が長い?

頭毛では成長期が長く、休止期が短い。

健康な人の頭毛で、毛の成長期、退行期、休止期の割合は?

…健康な人の頭毛では、85〜90%の毛が成長期、1%が退行期、9〜14%が休止期である

頭毛の成長期は、何年?

頭毛の成長期は、2〜6年。長いもので25年のものもあります。

頭毛の退行期は、約何週間?

頭毛の退行期は、2週間。

頭毛の休止期は、約何ヶ月?

頭毛の休止期は、3〜4ヶ月とされる

頭毛以外の成長期・休止期は、どのくらい?

…頭毛以外の毛の成長は短く、約6ヶ月です。休止期は、頭毛と同じく3〜4ヶ月とされます。

脂腺

脂腺とは?

脂線は皮脂を分泌するもの。

手掌・足底には脂腺がある?

手掌・足底には脂腺がない。

皮脂腺にはどんなものがある?

皮脂腺には毛包に開口するものと、毛と無関係で独立して存在している独立脂腺があります。

皮脂とは?

・・・皮膚表面に出て皮膚や毛にあぶらをあたえる働きをもつもの。

皮脂は何によって作られる?

皮脂は、皮脂腺によって作られます。

独立脂腺

・・・独立脂腺とは、脂腺のうち毛とは無関係のもので、口唇・眼瞼・乳輪・口腔粘膜などに存在します。

脂腺の数

脂腺の数は、体の部位によって違いがあります。

1平方センチメートルあたり、

額・眉間・鼻翼・下顎等 400〜900個
他の部分 100個以下

汗腺

汗腺は、何と何から成り立っている?

汗腺は、

  • 汗腺体
  • 汗管(かんかん)

から成り立っています。

汗腺体の働きは?

汗腺体は、汗を分泌します。

汗管の働きは?

分泌された汗を皮膚表面に運ぶ。

汗腺の種類は?2つ

汗腺には2種類あります。以下の通りです。

  • エクリン腺(小汗腺)
  • アポクリン腺(大汗腺)

エクリン腺(小汗腺)とは?

エクリン腺は真皮の深くにあり、皮膚の表面に開口していて、人体では口唇の一部以外の全身に分布している汗腺。数は全部で200万以上とされています。

エクリン腺で分泌される汗によって表皮が洗浄されたり、潤いがあたえられています。

エクリン腺は、手掌、 足底に分布している?

エクリン腺は、手掌、 足底に多く分布します。

アポクリン腺(大汗腺)とは?

外耳道(みみ)、腋窩(わき)、乳輪、臍部(へそ)、会陰部(股間)に存在します。思春期になって機能を発揮する汗腺。

汗腺体(汗を分泌する器官)は真皮の深いところ、または皮下組織に存在していて毛包に開口しています。

ワキガとは?

アポクリン腺から分泌される汗は、エクリン腺より濃く、細菌によって分解されると独特の匂いがします。これに悪臭があると腋臭症(えきしゅうしょう)や、ワキガと呼ばれます。

アポクリン腺の汗はアルカリ性?中性?酸性?

アポクリン腺の汗は、アルカリ性で、細菌が好む栄養分(脂肪、タンパク質、糖質)を多く含むため、細菌が繁殖しやすい



爪は、表皮の角質層が変形したものです。成分はケラチン。

爪各部の名称

①爪上皮 ②爪半月 ③爪甲 ④側爪郭 ⑤爪甲側縁 ⑥爪甲遊離縁 ⑦後爪郭 ⑧爪根部 ⑨爪母 ⑩爪床 ⑪爪下皮

爪郭(そうかく)

・・・爪と指の皮膚の境目のひだのような部分

爪根(そうこん)

・・・爪が指に入り込んでいる部分。

爪母(そうぼ)

・・・爪根の下、基部となっていて、爪が作られている部分。

爪半月(そうはんげつ/ルヌーラ)

・・・爪母のなかの白色で半月状に見える部分。爪の白いところ。

爪床(そうしょう)

・・・爪母から先の爪甲(つめ)がくっついている部分。

爪上皮(そうじょうひ)

・・・よくさかむけが起こるところ。爪の後爪郭から表皮の角質層が伸びて、半月の一部を覆っている部分。後爪郭を保護する働きを持つ。