理容・美容とは
理容とは
理容の前身「理髪」
日本では明治から、男性の髪を整えることを散髪、整髪、調髪などと呼び、やがて顔剃りもあわせて行う職業を「理髪業」とよぶようになりました。
理容のはじまり
そして「理容」という言葉は、昭和初期に生まれ、1947年に理容師法が制定されて定着しました。
理容とは、もともとは、容姿を整えるという意味で「理髪+美容」の意味が含まれています。
理容業を営む店は、散髪屋・床屋などとよばれていました。
美容とは
美容とは、「パーマネントウエーブ、結髪、化粧等の方法により、容姿を美しくすること」
と、厚生労働省による、美容師法に定義されています!
一般的に、美容とは、髪・顔・体形などの美しさ、または美しくすることも多いです。

国外での美容室の呼ばれ方
美容は、英語でビューティー(beauty)で、
美容室は、イギリスではビューティーパーラーやビューティーサロン、アメリカではビューティーショップとよばれます。
コンセンサス
コンセンサスとは?
コンセンサスとは、「同意、意見の一致」のことを言います。
理容師・美容師はお客様が求める美しさを理解し、お客様との間にコンセンサス(consensus)(同意、意見の一致)を得たうえで施術をしなくてはなりません。
総まとめ問題
理容・美容の総論に関する次の記述のうち誤っているものはどれか。
(1) 我が国では明治以降、男性の髪を整えることを散髪、整髪調髪などと称し、明治前期には顔剃りもあわせて行う職業を「理髪業」とよぶようになりました。
(2)バーバーとは元来「ひげを刺る人」の意味の英語だが、現在では英米でも我が国の理容店と同様の意味で用いられます。
(3) 美容とは、髪・顔・体形などの美しさ、または美しくすることを指す。
(4) デザインは「色」「形」「コンセンサス」という基本的な3つの造形要素から成り立つ。
正解(4)…デザインは「点」「線」「面」という基本的な3つの造形要素から成り立つ。コンセンサスとは、同意・意見の一致という意味であり、デザインの基本的な要素とは無関係。
消去法でも解けます!コンセンサスは「同意・意見の一致」などという意味の言葉なのでデザインとは無関係です。