香粧品

23.香粧品用原料(天然・合成・調合香料) まとめ

香料

香料とは?



香粧品に香りを与えるために配合されるものを香料といいます。

香粧品にを与えるために配合されるものは、顔料でしたね:)

香りの効果とは?

香りには、

  1. 香粧品の使用感や効果に非常に大きな影響をあたえる
  2. 製品のイメージ作りに貢献している。
  3. 使用者の魅力を引き出す
  4. マスキング効果

などの効果があります。

また、香料の中には、微生物の繁殖を抑え、防腐・防カビ作用をもつものもあります。

アロマテラピー(植物の芳香を利用した自然療法)では、香料の心理的•生理的効果が注目されていますが、香粧品ではアロマテラピーの効果を謳うことは認められていません。

マスキング効果とは?

A.香粧品原料特有の臭気をカバーする効果のこと。

香料の種類

香料 ①天然香料 動植物から取り出した天香料
②合成香料 石油や石炭、天然ガスを出発原料として製造される香料
③調合香料 ①天然香料や②合成香料を混合し、目的の香りを作り出した香料

香料の種類は、

  1. 天然香料
  2. 合成香料

に分類されます。

香料には動植物から取り出した天然香料と石油や石炭、天然ガスを出発原料として製造される合成香料がある。

①天然香料

天然香料とは?

A.動植物から水蒸気蒸留や抽出、浸出、圧搾などの方法によって得られる香料のこと。



天然香料の分類は?

①天然香料 ❶動物性香料
❷植物性香料

植物から得られるものを植物性香料と、動物から得られる動物性香料に分類されます。

動物性香料は、現在では、IFRA(国際香粧品香料協会)の定める自主規準により使用が禁止されている。

❶動物性香料 じゃ香(ムスク)…ジャコウジカのオスの生殖腺を切りとり乾燥したもの。
霊猫香(れいびょうこう/シベット)…ジャコウネコ(オス・メス)の尾部にある一対の分泌腺から採取したもの。
海狸香(かいりこう/カストリウム)…ビーバー(オス・メス)の生殖腺の一対の分泌腺を切りとり乾燥したもの。
龍涎香(りゅうぜんこう/アンバーグリス)…マッコウクジラの腸内にできた病的結石。
なんだか採取方法がどれも独特ですよね、、、どれも「アニマルノート特有の官能的な香り」らしいです。
❷植物性香料 花…ローズ油、ジャスミン油、ラベンダー油
葉…ユーカリ油、ハッカ油
果皮…レモン油、オレンジ油、ベルガモット油、ライム油
種子…ナツメグ油
樹脂…ミル油、カルバナム油
幹…シダーウッド油、サンダルウッド油

(植物性香料は1500種あるとされるが、よく使われているのは200~300種です。)

②合成香料

合成香料とは?

A.石油や石炭、天然ガスを出発原料として製造される香料こと。

例) シトラール、インドール、リナロール など

合成香料の分類は?

合成香料 ❶単離香料 天然香料から1つの成分を分離させた香料
❷半合成香料 単離香料や天然素材を原料として化学反応を行い合成したもの。
❸狭義の合成香料 石油、石炭、油脂等の資源から合成反応により製造されたもの

合成香料は、

  1. 単離香料
  2. 半合成香料
  3. 狭義の合成香料

に分けられます。

❶単離香料

天然香料から1つの成分を物理的方法や科学的方法で分離させた香料のこと。

❷半合成香料

単離香料や天然素材を原料として化学反応を行い合成したもの。

❸狭義の合成香料

石油、石炭、油脂等の資源から合成反応により製造されたもの。

③調合香料

調合香料とは?

A.天然香料合成香料を混合し、目的の香りを作り出したものを調合香料といいます。

調合香料は、香水に含まれている成分として以前学びましたね!

え、覚えてないって…?

じゃあ復習しましょう!

18.香水・日焼け止め・美白・制汗・ニキビ用香粧品など まとめ芳香製品 芳香は心身ともに癒し、人間の品位を保つと共に、周囲との人間関係の形成に役立っています。 また最近は、老人性認知...

調合香料 = 天然香料 と 合成香料 のMIX!

香粧品に用いられる香料は、ほとんどが調合香料です。

調香・調香師

香料を調合することを調香といい、調香する人を調香師といいます。

香粧品に用いられる香料は、ほとんどが調合香料で、使用部位や使用目的、用法に合わせて様々な調香が行われています。

調合香料の組み合わせ

調合香料は❶基調剤・❷調和剤・❸変調剤・❹保留剤を組み合わせて、求める香りと安定性を兼ね備えるように作られています。

  1. 基調剤…香りのタイプの骨格となる。
  2. 調和剤…各香料成分を調和させる
  3. 変調剤…香調に変化をあたえ調整する。
  4. 保留剤芳香を維持し、残留性を調節する
香調とは?

香調とは、香りの系統のことをいいます。(フローラル、フルーティ、スパイシー、シトラスなど)

香料まとめ問題



香料と香粧品に関する次の記述のうち,誤っているものはどれか。

(1)香料には動植物から取り出した天然香料と石油や石炭,天然ガスを出発原料として製造される合成香料かある。
(2)天然香料には動物性と植物性があるが,動物性香料は香りの持続性が良く,他の香りを維持させる効果もあり高級香水などに使用されている
(3) 植物性香料は1,500種あるとされるが、よく使われているのは200から300種である
(4) ローズ油は花から,レモン油は果皮からとれる植物性香料である

正解(2)…天然香料には動物性と植物性があるが,動物性香料は現在は使用禁止である

次の香料のうち植物の種子からとれる香料はどれか。

(1) ユーカリ油
(2) ライム油
(3) ナツメグ油
(4) カルバナム油

正解(3)

香料と香粧品に関する次の記述のうち,誤っているものはどれか

(1)動物性香料はムスク, シベット,カストリウム,アンバーグリスの4種類だけが使用を認められている。
(2)アンバーグリスは,マッコウクジラの腸内にできた病的結石である
(3)調合香料は基調剤,調和剤,変調剤,保留剤を組み合わせて作られている
(4)香粧品に用いられる香料は、ほとんどが調合香料である

正解(1)…動物性香料は現在使用禁止

香料と香粧品に関する次の記述のうち,正しいものはどれか。

(1)調合香料は,全て合成香料で作られている。
(2)合成香料を調香する人を調香師という
(3)香調とはフローラル, フルーティ, スパイシー, シトラスなどの香りの系統のことをいう。
(4)使用部位や使用目的用法が違っても, 調香は変わらない

正解(3)

(1)調合香料は,天然香料や合成香料を混合し、目的の香りを作り出す。

(2)調香香料を調香する人を調香師という。香料を調合することを調香といい、調香する人を調香師という。

(4)香粧品に用いられる香料は、ほとんどが調合香料であり、使用部位や使用目的、用法に合わせて様々な調香が行われる

次の香料のうち, 天然香料はどれか。

(1) インドール
(2) シトラール
(3) アンバーグリス
(4) リモネン

正解(3)