美容技術理論

8.⭐️ヘアセッティング①(基礎・パーティング・シェーピング・ブロードライ・アイロン・バックコーミング・ウィッグ) まとめ

<<チェックポイント>>

美容技術理論では、

  1. 美容技術理論
  2.  まつ毛エクステンション
  3.  理・美容器具 ・ 色彩及びデザイン

が【重点項目】とされています。要チェックです。

ヘアセッティング

ヘアセッティングとは?



A.ヘアセッティングとは、オリジナルセットを行い、次にリセットを行うという2つのプロセスに分けて1つのヘアスタイルをつくりあげていく技術のことです

ヘアセッティング = ①オリジナルセット + ②リセット

セッティングは、ショートヘアからロングヘアまで幅広く活用でき、ブローが普及するまではヘアセッティングがヘアセットの主流を占めていました。

オリジナルセット

オリジナルセットはスタイルを形づくるための「最初のセット」のこと

リセット

リセットとは再びセットするということから「仕上げ」を意味しています。現在はコームアウトとも呼ばれます。

オリジナルセットの基本的な要素

オリジナルセットの基本的な要素は、

  1. ヘアパーティング
  2. ヘアシェーピング
  3. ヘアカーリング
  4. ローラーカーリング
  5. ヘアウェービング

があります。

①ヘアパーティング 「パートをつける」または、「分けとる」という意味。
②ヘアシェーピング 「毛髪をとかす」「形づくる」「毛流を整える」などの意味
③ヘアカーリング 毛先の変化や動き、ボリューム、ウェーブをつくる技法。

例)OSのカール

④ローラーカーリング テンションの効いたゆがみのないカールをつくることができる技法。

例)ホットカーラー

⑤ヘアウェービング 波状になっている毛髪をつくることができる技法。

例)OSのウェーブ

①ヘアパーティング

ヘアパーティングとは?

ヘアパーティングとは、「パートをつける」または、「分けとる」という意味。スタイル作りの第1段階です。

センターパート

センターパートは、フロントラインの中央からゴールデンポイントをつなぐ直線で分けたもの。

サイドパート

サイドセクションに沿って縦に分けたものをサイドパートといいます。

右横分けと左横分けがあります。

ラウンドパート

パートの線が曲線になっているものをラウンドパートといいます。

ノーパート

パーティングをしない場合、ノーパートといいます。

②ヘアシェーピング



ヘアシェーピングには、「毛髪をとかす」「形づくる」「毛流を整える」などの意味があるため、 頭全体をとかす場合はもちろんパネルやストランドをとかす場合にもシェーピングという言葉が使われる。

ブロードライ

ブロードライとは

A.ブロードライとは、ブロー(吹き付け)をして乾かすことです。

温風を吹き付けて、湿った毛髪を乾かしながら形づけます。

ブロードライスタイリングとは

A.熱で毛髪の分子に一時的な変化をあたえてカールをつけたり、ストレートにのばしたりするなど、ヘアスタイルを形づける技術

一般的には、ハーフラウンドブラシ、ロールブラシ、スケルトンブラシが多く使われます。

小さいカールをつくるときは、細いロールブラシを使うなど、目的によってブラシを使い分けるとGOODです。

ブロードライスタイリングの目的

ブロードライスタイリングの目的は、以下の通りです。

  • 毛髪につやをあたえる
  • くせ毛やパーマネントウエーブの毛髪をストレートにのばす
  • 毛髪に方向をつける(内側に巻きこんだり、外側に跳ねさせたり)
  • 大小のカールをつくる
  • ボリュームを出したり、抑えたり、量感調整を行う

ブロードライスタイリングの基礎

ブロードライスタイリングの際は、以下のことに注意して行いましょう。

  • 毛髪に湿り気がありすぎると効率が悪くなるので、最初に、タオルドライを十分に行い、毛髪全体を生乾きの状態にすることが大切。
  • フェイスライン、耳のまわり、襟足などから乾かす
  • 風のは、必ず頭皮から毛先の方向へ向け、乾いた毛髪が乱れないようにする
  • 温風は一箇所に長くあてない
  • オーバードライになる少し前に形づけ、最後に冷風をあてて毛髪の熱を奪うことで、形を固定させることが大切(温風・冷風を使い分ける)
おおまかに乾かす場合や簡単なスタイリングは、スケルトンブラシなど目の粗いコームを使ってカットラインを生かす…なんてことまでできたらもうPROですね!

ハンドドライヤーとブラシの基礎操作

ストレートな毛流をつくる場合

ハーフラウンドブラシやロールブラシを毛束の裏側に入れ、ブラシを追うように毛先に向かって風をあて、ブラシの背で一定のテンションを加えながら、まっすぐ引き抜く。(ブラシスルー)

これを繰り返して行う。

根元の立ち上がりをつける場合

ブラシをできるだけ毛束の根元の部分に入れてブローする。

ブラシは毛束のベースの上で回転させ、根元にテンションを加える。

ドライヤーの風は頭皮にあてず、毛髪にじっくりとあてて立ち上がりをつける。

毛流を方向付ける場合

分けとった毛束にブラシを入れ、回転させてすくい、徐々にブラシを返して毛流を目的の方向へ引いていく。

毛先に丸みをつける場合

毛束をすくい、ブラシを徐々に回転させて、毛髪の表と裏から温風をあてながら毛先にテンションを加えて、手前に引く。

ブラシを回しながらドライヤーの位置・角度を変えていき、 毛先を落とさないように巻きこんでいくと良い。

アイロンセッティング

アイロンセッティングとは?

アイロンセッティングとは、ストレートな毛髪に対して部分的にカールやウエーブの動きをつける技法のこと

素早いクイックセットのできる便利な技法である。

アイロンカールの種類

アイロンカールの種類には、

  1. 毛先巻き
  2. 根元巻き
  3. スパイラル

などがあります。

❶毛先巻き

毛先からアイロンに巻きこむ方法で、毛先の動き(カール)を強調するときに用いる方法。

最も簡単な技術です。

❷根元巻き

毛髪の根元からアイロンに巻き付ける方法で、根元の部分に強い立ち上がりと弾力がつき、毛先を弱くすることができる方法。

❸スパイラル

らせん状の動きや、縦にロールしながら落ちるスタイルを作る時に使う技法。

バックコーミング



バックコーミングとは、1つの毛束にコームを使い、毛先から根元に向かって毛髪をとかす(逆毛を立てる)ことをいいます。

バックコーミングの目的

  • ボリュームを作る
  • シルエットや流れを固定し、デザインを保つ
  • 毛髪に自在感をあたえ、コームアウトを簡単にする

バックコーミングのポイント

  • できるだけ小さいストロークで行う
  • 力の配分は、根元を強く、徐々に弱めて、最後は0にする気持ちで行う

コームを強く使って、逆毛の塊をつくってしまうと 毛髪を傷めることがあるので注意が必要です

アップスタイル

アップスタイルとは?

セミロングやロングヘアのように長さのある毛髪を、頭頂部の方へまとめあげるスタイルをアップスタイルといいます。

セッティングせずにまとめる編みこみスタイルや、ショートヘアに付け毛(ヘアピースなど)をして、シニョン風にするスタイルもアップスタイルに含まれます。

バング

前髪のことをバングといいます。

バングを工夫することによって、ヘアスタイルを変化させ、個性を強調することができます。

シニョン

シニョンとは、束ねた髪を横や後頭部でまとめた髪型のことです。

シニョンにする位置や形を変化させることによって、印象が変わります。

頭頂部に付ければ若さが強調され、襟足の方へ下げるほど地味になります。

ウィッグ・ヘアピース

近年、ウイッグやヘアピースを用いるヘアスタイルに関心をもつ女性人口が増加しています。

ヘアピースとは、頭部を覆うものすべての総称でしたが、現在では、頭部全体を覆うものをウイッグ、一部を覆うものをヘアピースとして区別しています。

ウイッグ

全かつらともいわれ、一般的には頭部全体を覆うように作られた帽子状のものをいいます。

ヘアピース

ヘアピースとは、頭部の一部分を覆うもの、ヘアスタイルの補助的なパーツとして使うものなどのことを言います。

毛髪の延長として使用するタイプと、毛髪に付け足すタイプがあります。

素材や製造工程上の分類

素材による分類

  • 人毛…主に中国毛を使う。 中にはインド毛もある
  • 人工毛…合成繊維(アクリル系·塩化ビニール系·ポリエステル系など)

ヘアスタイルや使用目的により、 ミックスして使うこともあります。

製造工程上の分類

  • マシンメイド…ウェフトといわれる毛束状のものを、帽子状の土台にミシンで縫製する
  • ハンドメイド…ネットで作った帽子状のキャップに数本ずつ編み付ける。非常に高度な技術が必要となる
  • ハーフハンドメイド…マシンメイド・ハンドメイドの両方で作られたもの

手入れ法



原則としては、シャンプー剤などを用いて汚れを落とします。

人毛100%の場合

  • シャンプーする前によくブラッシングし、逆毛や軽い汚れなどをとっておく。
  • 市販されているシャンプー剤で良いが、専用のシャンプー剤だと更に良い。
  • 少しウェットな状態でセットする。
  • リンスやトリートメントで仕上げる。

人工毛100%の場合

  • 人工毛は熱に弱いので、必ず水で洗う。
  • 自然乾燥で仕上げる。
  • リンスやトリートメントで仕上げる。

人毛と人工毛のミックスの場合

  • 人毛100%の場合と同じでよいが、必ず水でシャンプーする。
  • タオルドライして、できるだけ水分を取り除き、必ず陰干しをする。

スタイリングでは、スタイリング剤や固定剤などは、あまり使用しないほうがよい。

また、毛先の方から徐々に根元の方へと丁寧にケアしましょう