<<チェックポイント>>
美容技術理論では、
- 美容技術理論
- まつ毛エクステンション
- 理・美容器具 ・ 色彩及びデザイン
が【重点項目】とされています。要チェックです。
シザーズによるカット技法
シザーズによるカット技法には次のような種類があります。
ブラントカット | 毛髪を直線でブツ切りにするカット技法 |
ストロークカット | 1回ごとにシザーズを開閉させながら動かし、毛髪を削りとってゆくカット技法 |
セニングカット | 間引きするように毛量を減らして調整するカット技法 |
ポインティングカット | 刃先を使い、毛先に切り込みを入れて毛先を尖らせたり、 軽くしたりするカット技法 |
スライドカット | 毛先を穂先のような状態にして、長さの調節と毛量調節を同時に行い、毛先に表情をあたえるカット技法 |
トリミングカット | カッティングされたラインをさらにカットし、修整して仕上げるカット技法 |
シザーズによるカット技法の種類
- ブラントカット
- ストロークカット
- セニングカット
- ポインティングカット
- スライドカット
- トリミングカット
①ブラントカット
ブラントカットとは、毛髪を直線でブツ切りにするカット技法です。
シザーズのもつ機能性と特徴を生かした、最も基本的な切り方。
②ストロークカット
ストロークカット | 大きさの違い | ショートストロークカット |
ロングストロークカット | ||
ミディアムストロークカット | ||
方向の違い | アップストロークカット | |
ダウンストロークカット | ||
サイドストロークカット |
ストロークカットは、1回ごとにシザーズを開閉させながら動かし、毛髪を削りとってゆくカット技法です。
【特徴】
- 毛髪がテーパーされて先細りの形になり、毛先に軽さや方向性が生み出されると同時に、毛量の調節が可能。
ストロークの振り幅と刃の開閉のタイミングが合わないと、毛髪を傷めてしまうので注意しましょう!
ストロークカットの分類
ストロークカットは、ストロークの大きさや方向により分類することができます。
【ストロークの大きさによる分類】
- ショートストロークカット
- ロングストロークカット
- ミディアムストロークカット
【ストロークの方向による分類】
- アップストロークカット
- ダウンストロークカット
- サイドストロークカット
ショートストロークカット
シザーズの刃先を使って小さくストロークすることにより、全体の重みを残したまま毛先の軽さが得るカット技法。
【重要ポイント】
- 刃先を深く入れずに、パネルに対し約20度の角度でシザーズを入れ、素早くストロークをしながらシザーズを閉じる。
- 通次切り進めるにしたがい、パネルを挟む指を曲げるようにする。
ミディアムストロークカット
取り出したパネルをストロークすることで、ナチュラルな軽さと動きが生み出すカット技法
【重要ポイント】
- パネルに対し45度以上の角度で、シザーズを入れ、手首を軽く回転するようにして、ストロークカットする。
ロングストロークカット
パネルの深い位置までストロークし、軽やかな動きをつくり出すカット技法
【ロングストロークカットのシザーズの動き】
- 刃を大きく開き、パネルに対してほぼ直角にシザーズを入れ、少しずつ刃を閉じながら、手首を回転させていき、手を最大限に振り切って刃を閉じる
アップストロークカット
シザーズを上方へ跳ねあげるようにストロークするカット技法。
ダウンストロークカット
シザーズを下方ヘストロークするカット技法。
サイドストロークカット
サイドストロークカットは、シザーズを横方向(水平方向)ヘストロークするカット技法。
③セニングカット(過去出題)
セニングカットは、間引きするように毛量を減らして調整するカット技法です。
レイヤーセニング
セニングシザーズでレイヤー状に毛量調整することにより、形態にフラット感を与えるカット技法。
グラデーションセニング
セニングシザーズでグラデーション状に毛量調節することにより、丸みを出しながら量感を減らすカット技法。
頭頂部近くの短い毛髪をセニングすると、毛先が軽くなり、立ち上がりやすくなる。
毛髪の
- 表面部分
- 分け目
- フロント
- サイドの生え際
- 頭頂部
などは、セニングをしすぎないように注意が必要です!
- 根元近くにシザーズを入れたり、同じところを何度もセニングしたりしない。
- パネルに対して直角にシザーズを入れないようにする。
④ポインティングカット
ポインティングカットは、刃先を使い、毛先に切り込みを入れて毛先を尖らせたり、 軽くしたりするカット技法です。
⑤スライドカット
スライドカットは、毛髪上でシザーズをスライドする(開閉しながらすべらせる)ことで毛先を穂先のような状態にして、長さの調節と毛量調節を同時に行い、毛先に表情をあたえるカット技法である。
サイドスライドカット
毛髪上でシザーズをスライドさせながら毛束の両サイドから取り去り、髪に左右の動きをあたえるカット技法。
アンダースライドカット
毛髪上でシザーズをスライドさせながら毛束の下側を取り去ることで、髪に上昇する動き(浮力)をあたえるカット技法
オーバースライドカット
毛髪上でシザーズをスライドさせながら束の上側を取り去ることで、毛先にはねる動きをあたえるカット技法
⑥トリミングカット
トリミングカットは、カッティングされたラインをさらにカットし、修整して仕上げるカット技法です。
問題
①間引きするように毛量を減らして調整するカット技法である。
②分け目の部分はセニングし過ぎないようにする。
③横パネルには直角にシザーズを入れるとよい。
④セニングシザーズでグラデーション状に毛量調整することにより、丸みを出しながら量感を減らすことができる。
正解③
パネルに対して直角にシザーズを入れるのは、NGです。