美容技術理論

18.⭐️メイクアップ①(色彩・筋肉・皮膚・道具・スキンケア) まとめ

<<チェックポイント>>

美容技術理論では、

  1. 美容技術理論
  2.  まつ毛エクステンション
  3.  理・美容器具 ・ 色彩及びデザイン

が【重点項目】とされています。要チェックです。

メイクアップ

メイクアップとは?

メイクアップとは、目的に合った顔づくり」です。顔の表面に色を塗ることではありません。



メイクアップ技術のベースには、

  1. 形態学
  2. 色彩心理学
  3. 実験心理学

があります。

❶形態学

…生物の構造と形態に関する学問

顔は立体であり、骨格・筋肉・皮膚などから構成されています。 骨格や筋肉の流れ、光があたってできる「光と陰」などによって顔の表情は変化します。

❷色彩心理学

…色が人間の心に与える影響に関する学問

それぞれの色は固有の特性をもっています。 人間が色によって受ける感情変化を知ることで、メイクアップの効果が大きく違ってきます。

❸実験心理学

…科学的な実験検証を行い、人間の行動の背景にある心理的メカニズムを理解しようとする学問

顔色や、目・眉・口などの形・大きさバランスによって、人物の印象が変わります。これらを心理学的に分析すれば、逆に、どうしたら見せたい印象になれるのかが分かります。

顔の形態学

顔のプロポーション

美しい顔とは、顔の正面のバランス顔の側面のバランスが整っている状態をいいます。

顔のバランスは、顔の中心・目・鼻・唇などに線を引いてチェックします。

ミロのビーナスが美しい顔の基準とされています。

顔の筋肉

顔を形成する筋肉は、細かく分類すると16種類、機能的には、❶咀嚼筋と❷顔面筋(表情筋)の2種類に大別できます。

❶咀嚼筋

咀嚼筋は、食べ物をかむときに使う筋肉のことをいいます。類から顎にかけての筋など。

❷顔面筋

顔面筋は、顔面にある、咀嚼筋以外の筋肉のことを言います。表情筋ともいいます。

色彩

色は、物体から反射する光がいろいろな波長となって大気中を伝わり、刺激として目に入ることで感じることができます。

色の三属性



色は、無彩色(白・灰色・黒)と有彩色(赤・青・緑などの色みのあるもの)の2つに大別されます。

有彩色には色相(色合い)・明度(明るさ)・彩度 (鮮やかさ)という三属性があります。

しかし、 無彩色には明度だけしかありません。

色相

赤・黄・緑・青・紫などのように、その色のこと。

光の波長によって系統的に示したものを「色相環(色相表)」といいます。

明度

物に対する色の明るさを明度と言います。

最も明度が高いのは白で、最も低いのは黒になります。 また、光の場合は、明度ではなく、明るさや輝度とよばれます。

彩度

色合いの鮮やかさの程度を彩度といいます。

彩度の最も高いものが純色です。

皮膚の生理と構造

皮膚の働き

皮膚には、次のような働きがあります。

  1. 紫外線細菌から体を保護
  2. 発汗などによって体温を調節
  3. 知覚(圧覚・温覚・冷覚・痛覚・掻痒)
  4. ビタミンD形成

皮膚の構造

構造的にみると、皮膚は、外側から表皮・表皮・真皮・皮下組織3層で成り立っています。

付属器官には汗腺・脂腺・毛・爪などがあり、真皮と皮下組織には血管とリンパ管、神経などがあります。

表皮

表皮は、皮膚の1番外側であり、スキンケアや化粧品との関連が最も強い部分です。

表皮では、新陳代謝(基底層で作られた新しい細胞が、成熟しながら外側に進み、角質層からはがれ落ちる流れ)により古い角質が剥がれ落ちていきます。

表皮の新陳代謝のサイクルは、20歳で約28日とされています。加齢とともにそのサイクルは遅くなります

真皮

膠原線維弾性線維が網の目状になっていて、そのすきまを基質が満たし、真皮内の弾力を保っています。

加齢とともにこの線維が太くなり、基質が減少して弾力を失い、しわになります。

皮下組織

皮下組織は、真皮の下の多量の脂肪を含んだ層です。

機械的外力からの保護、体温の保持、栄養の蓄積などを行っています。

皮膚の付属器官

汗を分泌する汗腺、 皮脂を分泌する脂腺(皮脂腺)があります。

肌のタイプは主に、脂腺から分泌される皮脂の量によって、普通肌(ノーマルスキン)・乾燥肌(ドライスキン)・脂性肌(オイリースキン)・混合肌(コンビネーションスキン)の4タイプに大別されます。

メイクアップの道具

スキンケアとファンデーションのための道具

  • コットン…化粧を落とす際などに使用されます。綿100%のものが良い。
  • スポンジ…ファンデーションを伸ばす時などに使われます。天然ゴム素材のものが良い。
  • パウダーパフ…フェイスパウダーをのせる時などに使用されます。表面も内側も綿100%が良い。
  • フェイスブラシ…ベースメイク用のパウダー類をのせるときに使うブラシ。天然毛のものの方が、ナイロン製よりも優れています。



とりわけ道具

  • パレット…ファンデーションなど色料をブラシに取るときに使用するもの。ケースから直接取らずに、パレットに出してから使う。混ぜるときはスパチュラを使う。

アイメイクアップとアイブロウ用の道具

  • カッティングシザーズ…眉毛の長い部分をカットする道具
  • トリミングシザーズ…余分な眉毛をトリミングする道具
  • トゥイザー余分な眉毛を抜く道具
  • アイラッシュカーラー…まつ毛をカールさせる道具
  • アイブロウコーム…眉毛の長さを確認するために使用する道具。肌を傷めないよう、天然木のものを選ぶ
  • アイブロウペンシル…眉を描くもの。眉1本ずつを細かく描けるよう、 適度なかたさのものを選ぶ。ファンデーションの上でないと描けない。

ブラシ類

  • アイメイクアップ用ブラシ…目のメイクに使うブラシ。
  • ブラッシュオンブラシ…毛が長く、先が丸みをおびているブラシ。チークを頬にのせる際などに使用されます。
  • スクリューブラシ…アイブロウ、マスカラ用のブラシ。目もとの汚れをとるのにも使います。毛のやわらかいものが良いです。
  • リップブラシ…口紅用のブラシ。かたい毛が使われています。
  • アイブロウブラシ…眉毛の毛流を整えるブラシ。天然毛のものを選ぶと良いです。
  • シャドーブラシ…目もとにペンシルで描いた線をぼかすのに使います。

スキンケア

メイクアップ前に肌の状態を整えるためにも、また、メイクアップをチェンジする場合にも、スキンケアは大切です。

スキンケアの手順

スキンケアは、次の3つのステップで行います。

  1. クレンジング(洗顔)
  2. 化粧水によるトーニング(整肌)
  3. 乳液によるプロテクティング(保護)

それぞれ詳しく見ていきましょう!

①クレンジング



目的

クレンジングの目的は、肌の汚れを完全に落とすことです。

汚れの種類

肌の汚れは、油溶性のもの(化粧品や排気ガスなど)と水溶性のもの(ほこり、汗・皮脂など)の2種類があります。

クレンジング剤は、転相性のオイルタイプのクレンジング剤を使用すると、肌に負担がかかりにくくなります。

転相性のオイルタイプ…最初はオイル状で油溶性の汚れを落とし、その後水を加えることで乳化し、水溶性の汚れを落とせるもの。

クレンジングの手順

クレンジングは、以下のような順序で行います。

  1. ポイントクレンジング
  2. オイル塗布
  3. 乳化
  4. ふき取り
  5. リクレンジング

1.ポイントクレンジング

ポイントクレンジングは、落としにくいマスカラ、口紅などを最初にしっかりと落とします。

2.オイル塗布

クレンジングオイルを使用して、肌の汚れ(油溶性・水溶性の汚れ)を取り除くために行います。

コットンにオイルを含ませて強くこすりすぎないように、軽く滑らせる感じで顔に塗布します。

3.乳化

クレンジングオイルに水を加えて乳化させます。

乳化させると、肌の汚れ(油溶性・水溶性の2種類の汚れの両方)が浮き上がってきます。

4.ふき取り

乳化によって分解し浮き上がった汚れをティッシュでふき取ります。

5.リクレンジング

ティッシュで汚れをふいた後、ふき残しの汚れを完全に落とすために、 コットンに水と化粧水を適量加えて、もう一度ふき取りを行います。

②トーニング



トーニングとは?

トーニングとは、肌に化粧水をパッティングして水分を補給することです。

目的は?

トーニングの目的は、次の通りです。

  1. 肌に水分、潤い、はりをあたえる
  2. 毛穴を引き締める
  3. メイクののりをよくする

③プロテクティング

プロテクティングとは?

皮膚の表面に水分の蒸発を防ぐように、乳液を肌に塗布することです。

目的は?

プロテクティングの目的は、皮膚の表面に水分の蒸発を防ぐ保護膜をつくることです。