衛生管理

7.⭐️感染症(病原微生物・細菌・ウイルス) まとめ

<<チェックポイント>>

衛生管理では、

① 公衆衛生・環境衛生
② 感染症
③ 衛生管理技術

が【重点項目】とされています。要チェックです。

病原微生物について

病原微生物

病原微生物とは?

微生物の多くは無害です。細菌・ウイルス・寄生虫も微生物です。その中でも人体に有害にはたらくいくつかの微生物を病原微生物という。

病原微生物にはどんなものがある?

  • 原虫(マラリアの病原微生物),結核細菌(結核),リケッチア(つつが虫病),クラミジア(オウム病),マイコプラズマ(マイコプラズマ肺炎),インフルエンザウイルス(インフルエンザ)…

また、人に対して役立つ微生物も存在する

人に対して役立つ微生物にはどんなものがある?

  • 青カビ:ペニシリン
  • こうじカビ:味噌・醤油・お酒
  • 乳酸菌:ヨーグルト など



形について

細菌・ウイルス・寄生虫・クラミジアは、すべて様々な形があります。

細菌は形によって、どのように大別される?

細菌は、その形により、球菌・桿菌・らせん菌に大別されます。

【例外】

トレポネーマ(梅毒の病原細菌)については、梅毒トレポネーマ含めすべて螺旋(らせん)型です。

大きさについて

寄生虫>細菌>リケッチア(細菌のひとつ)>クラミジア(細菌のひとつ)>ウイルス

細菌

寄生虫は個体により様々であるが、ウイルスと細菌には基本の構造があります。

細菌の構造の特徴は?

  • 細菌は、核酸,タンパク質,糖質,脂質から成る
  • 細菌は、個体の周囲に鞭毛を持ち、これを動かして運動するものがあります。
  • 酸素があると発育できないものがあります。
  • ウイルスの増殖には生きた細胞が不可欠です。
  • 芽胞をつくるものがあります。(炭疽菌や破傷風菌など)
  • 細菌は、DNAとRNAの両方を持っています。
  • 細菌の成分の80%は水分、10%はタンパク質です。
  • 細菌の成分であるタンパク質は、加熱により凝固します。
  • 細菌は、その形(球形、四角形、円筒形など)により、球菌、桿菌、らせん菌に大別されます。

芽胞の特徴は?

  • 芽胞は、細菌にとって、環境が生育に不適当な状態になると細胞内にできます。
  • 炭疽菌や破傷風菌などは、環境が悪化した際に細胞内に芽胞を作り休眠状態になります。(環境が好転すると発育、増殖を再開する)
  • 熱や乾燥に強い。

細菌の発育・増殖の特徴は?

  • 他の生物同様栄養を分解・吸収して増殖します。
  • 十分な水分がないと増殖、活動ができない。(細菌だけでなく微生物全てに言える)
  • 多くの細菌の発育に最適なpH は、中性〜弱アルカリ性です。
  • 増殖は、2分裂によって行われます。
  • 細菌は、ウイルスとは違い、生きた細胞内でなくても増殖できます。
  • 細菌の発育、増殖には、紫外線は有害です。

細菌の分類にはどんなものがある?

  • 好気性菌…発育・増殖に、酸素を必要とする細菌。(結核菌、百日せき菌等)
  • 嫌気性菌…酸素があると発育できない細菌。(破傷風菌など)
  • 通気嫌気性菌…発育に酸素の有無が無関係な細菌。
  • 低温細菌…至適温度10~20℃、発育温度0~25℃の細菌。
  • 中温細菌…至適温度37℃、発育温度15~45℃の細菌。(ほとんどの細菌がこれ)
  • 高温細菌…至適温度50~60℃、発育温度25~80℃の細菌。



ウイルス

ウイルスの構造の特徴は?

  • ウイルスの基本構造は、核酸とそれを保護するタンパク質から成ります。
  • ウイルスは、色々な形がある
  • ウイルスは、デオキシリボ核酸(DNA)とリボ核酸(RNA)のどちらか1種類の核酸をかならずもっています。
  • 生きた細胞の中でしか発育・増殖できない。(=人工培地では増殖不可能。)(=ウイルスの増殖には生きた細胞が不可欠。)
  • ウイルスは、分裂せずに増殖します。
  • 生活環境に適応し、しばしば(抗原)変異をおこす
  • ウイルスに鞭毛はない。
  • ウイルスには、ワクチン製造に用いられるウイルスがあります。

細菌の発育・増殖の特徴は?

  • ウイルスは、人工培地(栄養分しか含まれていない状態をいう)では発育、増殖することができない。