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衛生管理

3.生活習慣病 まとめ

目次
  1. 生活習慣病
  2. がん
  3. 心臓病
  4. 脳卒中
  5. 糖尿病(重要)
  6. たばこ
  7. アルコール
  8. 運動
  9. 老年人口・平均世帯人員
  10. 医療制度
  11. 介護保険制度(重要)
  12. 精神保健

生活習慣病

生活習慣病・特定検診

  • 生活習慣病は、以前は成人病とよばれていた。
  • 食習慣、運動習慣、休養などの生活習慣が深く関与しています。
  • 40歳前後で死亡率が高くなります。
  • つまり40歳頃から生活習慣病のリスクが高くなるので、40~74歳では特定健診を受けることができる(重要)

2015年のわが国の死因ランキングは?(重要)

2015年 

1位 がん  (増加傾向)

2位 心臓病 (増加傾向)

3位 肺炎  (増加傾向)

4位 脳卒中⤵ (減少傾向)

  • がん(1位)・心臓病(2位)・脳卒中(4位)→生活習慣病
  • 肺炎(3位)→感染症
  • 生活習慣病の対策には、生活習慣の見直しなど、個人での取り組みが効果的。
  • がん(1位)・心臓病(2位)・肺炎(3位)については近年も増加傾向
  • 脳卒中(4位)は減少傾向

第1次予防

  • 生活習慣の改善予防法の実践
  • 健康増進法や健康日本21でも取り組みを行っています。

第2次予防

  • 定期的な健康診断や疾病の早期発見早期治療

第3次予防

  • 病気の再発防止リハビリ

健康日本21

2000〜2012年で厚生労働省が提唱した、健康を増進し、疾病の発病を予防する第1次予防に重点をおいた21世紀における国民の健康づくり運動のこと。

健康日本21の目的は?

健康を増進し、疾病の発病を予防する第1次予防に重点をおいた21世紀における国民の健康づくり

  • 21世紀における国民の健康づくりが目的。
  • 第1次予防に重点をおいています。

健康増進法とは?

栄養改善法に代わり、2002年に制定、2003年に施行。

  • 栄養改善だけでなく、食生活・運動・飲酒・喫煙・睡眠など、生活習慣の改善を通した考え方を取り入れた。
  • 栄養改善、健康増進、国民保健の工場が目的。

健康日本21(第2次)(重要)

健康日本21に引き続き2013年~2022年にかけて実施されたもの。

健康日本21(第2次)の目標は?

  • 生活習慣病の予防、生活習慣の改善により、健康寿命の延伸および健康格差の縮小などが目標。(重要)
  • たばこやアルコールなどの具体的な数値目標も定めている(重要)
  • すべての国民が共に支え合い、健やかで心豊かに生活できる活力ある社会の実現」をめざす。

メタボリック症候群とは?

  • メタボリック症候群とは、生活習慣病に肥満、高脂血症、高血圧、高血糖(糖尿病)など複数の要因が存在していることをいう。
  • 主にその食生活に伴う生活習慣病。



がん

がんとは?

がんの特徴は、がん細胞の異常な増殖です。がん細胞が人から人へ感染することはない。

近年のがんの状況は?

  • 日本は欧米諸国に比べ、胃がんが多いが、近年その患者数は減少傾向にあります。
  • しかし近年、肺がん・大腸がんの死亡者数が増加傾向にあります。

近年(2014年)の日本人男性のがん部位別死亡状況の1位、2位、3位は?

男性 

1位 肺がん 

2位 胃がん 

3位 大腸がん

近年(2014年)の日本人女性のがん部位別死亡状況の上位は?

女性 

上位 大腸がん 乳がん 肺がん 胃がん

  • 近年は大腸がんが1位です。

子宮がんは上位ではない。

心臓病

虚血性心疾患

心臓病にはいろいろあるが、なかでも生活習慣と大きく関わりがあり、特に生活習慣病として重要なのは、虚血性心疾患です。

虚血性心疾患の代表的なものは何?

  • 狭心症心筋梗塞などが虚血性心疾患の代表的なものです。

虚血性心疾患の患者・死亡者数は増加傾向?減少傾向?

  • 高齢化、食生活の変化(動物性脂肪の過剰摂取・糖質の過剰摂取など)により患者・死亡者数ともに年々増加傾向にあります。

虚血性心疾患は、何歳を過ぎた頃から患者数や死亡者は急速に増加する傾向にある?

  • 40歳を過ぎた頃から患者数や死亡者は急速に増加する傾向にあります。

虚血性心疾患の危険因子は?

  • 運動不足・精神的なストレス・喫煙・高血圧・肥満・糖尿病なども危険因子のひとつです。

狭心症

心臓病のうち、完全に血流が止まるわけではないが、冠状動脈での血液の流れが悪くなるもの。

狭心症にはどんな種類がある?

  • 冠状動脈の硬化やプラークの形成による労作性のものと異常収縮による冠れん縮性のものがあります。

狭心症の症状は?

  • 発作が起こります。

心筋梗塞

心臓病のうち、冠状動脈が詰まり、完全に血流が止まり、心筋への栄養供給が妨げられるもの。

  • 狭心症より重症です。
  • 心筋細胞の壊死が起こります。

脳卒中

脳卒中とは脳の栄養をつかさどる血管の障害で、急に意識がおかされたり運動や知覚の麻痺が起こる病気のこと。

脳卒中の主な原因は?

  • 主な原因は、高血圧や動脈効果です。

脳卒中には、どんなものがある?

  • 脳出血・脳梗塞があります。

脳卒中の死亡者は近年増加傾向?減少傾向?

  • 死亡者は近年減少傾向にあります。

脳出血

脳出血とは?

脳の動脈が硬化してもろくなったところに、過労・精神不安・寒冷刺激・過激な運動などで急に血圧が高くなり、血管が破れて起こるもの。

脳出血の症状は?

  • 重い意識障害や半身まひなどが起こります。

くも膜下出血とは?

脳の表面のくも膜の血管が破れて出血、頭痛がひどく、意識混濁・意識不明などが起こるもの。若い世代でも起こります。

脳梗塞とは?

脳の血流が悪くなるもしくは詰まって起こる病気。主に高齢者に多い。

脳梗栓

  • 心臓にできた血栓や脂肪・腫瘍細胞などの塊が流れてきて、脳の動脈に詰まる疾患。脳梗塞は、高齢者で多くみられます。

脳血栓

  • 脳動脈に動脈硬化などによって生じた血液の塊が詰まるために起こる疾患。

一過性脳虚血性発作

  • 一時的に脳の血流が悪くなって起こる発作。心疾患でいう狭心症に近い症状。
  • 脳卒中は、生活習慣の乱れなどによる高血圧や動脈硬化が主な原因です。
  • 高血圧・動脈硬化と診断されたら、適切な治療と生活指導を受け、予防に努めることが必要です。
  • 死亡者は近年減少傾向にある



糖尿病(重要)

糖尿病とは?

糖尿病は、血液中のブドウ糖濃度(血糖値)が上昇して起こる病気です。

糖尿病の特徴は?

  • 患者数が740万人と多く、国民病のひとつともいえます。
  • 血管を老化させる病気なので、動脈硬化になりやすい。
  • 糖尿病から招かれる様々な合併症が問題です。(重要)
  • 糖尿病自体が死亡原因となることは少ないが、血管を老化させるので脳血管障害や虚血性心疾患の原因にもなります。
  • 1型糖尿病2型糖尿病があります。

糖尿病の種類は?

1型糖尿病と2型糖尿病がある

1型糖尿病

  • 生活習慣とは無関係のもの。遺伝性のものが多い。
  • 主に小児から発生します。

2型糖尿病

  • 1型と比較して生活習慣が関与している場合が多い。
  • 生活習慣の改善で予防が可能なものもあります。
  • 1型→主に遺伝
  • 2型→主に生活習慣

糖尿病がもたらす様々な合併症の例

  • 脳卒中や虚血性心疾患(狭心症・心筋梗塞)
  • 腎機能障害(糖尿病性腎症)
  • 視覚障害(糖尿病性網膜症・白内障・緑内障・失明)
  • 抹消神経障害(震えやしびれ)や足の壊疽
  • 脂肪肝
  • インポテンツ

たばこ

  • たばこの煙は4000種の化学物質。
  • そのうち60種以上の発がん物質や発がん促進物質を含む。
  • 受動喫煙(他人が吐いたタバコの煙を吸うこと)であっても同様に以下の症状のリスクが高まります。

喫煙によりリスクの高まる病気

  • がんでは、肺がん・膀胱がん・喉頭がん
  • 心疾患では、狭心症・心筋梗塞
  • 肺疾患では、慢性気管支炎・肺気腫
  • 消化器疾患では、胃潰瘍・十二指腸潰瘍
  • 妊婦への影響では、低体重出生児・早産・妊娠合併症

などがあります。

受動喫煙によりリスクの高まる病気

  • 呼吸器疾患・小児ぜんそく・肺がん・心疾患

などがあります。

日本の男性の喫煙率は?(2016年、20歳以上)

  • 男性 29.7%

日本の女性の喫煙率は?(2016年、20歳以上)

  • 女性 9.7%

日本の男性の喫煙率は増加傾向?減少傾向?

わが国の20歳以上の男性の喫煙率は減少傾向だが先進諸国に比べ高い

日本の女性の喫煙率は増加傾向?減少傾向?

わが国の20歳以上の女性の喫煙率は横ばいだが先進諸国に比べ低い

日本の20代、30代の女性喫煙者については増加傾向?減少傾向?

  • しかし、20代、30代の女性喫煙者については増加傾向にあります。

喫煙対策については、健康増進法で「受動喫煙防止に努める」ことが明記されています。

アルコール

日本の1人当たりのアルコールの消費量は増加傾向?減少傾向?

日本の1人当たりのアルコールの消費量については、1995年あたりから横ばいで、2000年あたりから今日までは減少傾向にあります。

飲酒習慣について

飲酒の習慣がある日本人とは?

20歳以上・週3回以上・1日当たり1合以上の飲酒をすると回答した者のこと

飲酒の習慣がある日本人男性・女性はそれぞれ何%?(2014年国民健康・栄養調査による)

  • 男性 34.6%
  • 女性 8.2%

飲酒習慣者数の男女差は、男性が女性の約4倍。

アルコールによる主な健康障害は?

  • 身体疾患では、アルコール精神病・アルコール依存症・肝疾患・脳卒中・高血圧・がん など
  • 社会問題では、労働災害・交通事故・家庭崩壊・犯罪 など

健康日本21(第2次)でのアルコール対策にはなにがある?

  • 多量飲酒者の早期発見と早期介入・未成年及び妊婦の飲酒防止・アルコールと健康について知識の普及・対策を行っています。



運動

  • 適切な運動は生活習慣病の予防やストレス解消に有効です。

健康日本21(第2次)での運動数値目標(歩数、運動習慣者の割合)は20~64歳男女、65歳~男女でどう設定されている?

  • 20~64歳男性では、9000歩。36%
  • 20~64歳女性では、8500歩。33%
  • 65歳~男性では、7000歩。58%
  • 65歳~女性では、6000歩 48%

です。

健康を維持するためには、長期的に適度な運動をすることが必要です。

老年人口・平均世帯人員

老年人口とは?

65歳以上の人口の割合。高齢化率ともいう

1970年での老年人口割合は?

  • 約7%

2015年での老年人口割合は?

  • わが国の老年人口は、2015年では26.7%とされています。(およそ4人に1人が65歳以上)

2036年には老年人口は何%と推測されている?

  • 2036年には老年人口は33.3%と推測されています。(およそ3人に1人が65歳以上)

平均世帯人員

2015年の平均世帯人員は何人?増加傾向?減少傾向?

  • 2015年では、約2.38人(減少傾向にあります。
  • わが国ではかつてないほどの速さで高齢化が進行し、それに伴う医療費の増加が懸念されています。

医療制度

介護保険法等

  • 2005年、介護保険法の制定。
  • 2006年には、医療制度改革に伴い、老人保健法が高齢者医療確保法へ改正。2008年より施行された。

前期高齢者医療制度とは?

会社を退職した人が、職域保険(いわば会社で働いていた時に加入していた保険)から国民健康保険(いわば会社を辞めた後に入る保険)に移る事による、国民健康保険の財政悪化を調整するための制度

前期高齢者医療制度の目的とは?

保険者間(職域保険と国民健康保険の間)での医療費の費用負担のばらつきの調整を目的としています。

前期高齢者医療制度の対象は何歳〜何歳?

  • 65~74歳までの者

後期高齢者医療制度

後期高齢者については、医療費の約5割を国が負担し、4割を若い世代が負担し、本人に1割(収入によっては3割)を負担させる制度

  • 後期高齢者とは→75歳以上の者
  • 後期高齢者については、医療費の約5割を国が負担し、4割を若い世代が負担し、本人に1割(収入によっては3割)を負担させる制度。
  • 独立した1つの医療制度。

日本の医療制度について

  • 国民皆保険制度です。(日本ではすべての人に公的医療保険への加入が義務づけられています。)
  • 被用者保険・国民健康保険・後期高齢者医療制度などがあります。
  • 自己負担額は原則3割。

年齢による自己負担額

  • 0~6歳(義務教育就学前) 2割
  • 就学~69歳 3割
  • 70~74歳 2割 (※現役なみの所得があれば3割)
  • 75歳以上 1割 (※現役なみの所得があれば3割)



介護保険制度(重要)

1997年に介護保険法が制定され、2000年4月より介護保険制度が実施された。介護保険制度は、老人保険と老人福祉制度を再編成したものです。

介護保険制度とは?

内容 保健・医療・福祉にわたる介護サービスを利用できる
方式 社会保険方式(加入者が一定期間にわたって保険料を拠出し、運営主体がその額に応じた年金を給付する方式)
対象 40歳以上で介護認定審査会に申請し認定された者(重要)
運営 市町村、東京都の特別区(23区)
財源 40歳以上の人からの保険料と公費(重要)
保険料 利用者は所得によって1割・2割・3割の負担となる
サービスを受けるには 市町村に申請し、「介護認定審査会」の認定が必要
サービス内容 
  • 施設へ入所しサービスを受ける施設サービスと、自宅で介護を受ける居宅サービスがあります。
  • どのサービスを利用するかは原則的に本人が選択するが、認知症などにより本人に判断能力がない場合は代理人でもよい。

施設サービスとは?

  • 介護施設(特別養護老人ホーム・介護老人福祉施設・介護療養型医療施設)に入所して受けるサービス。

居宅サービスとは?

  • 主に自宅で介護を受けている人へのサービス。
  • 訪問サービス通所サービス(デイサービス)短期入所サービス(ショートステイ)のことをいう。(重要)

デイサービスとショートステイは実際に介護を受けるのは施設内だが、基本は自宅にいるため居宅サービスに含まれます。

精神保健

健康とは?

WHOによる健康の定義に「身体の健康だけでなく、精神的にも健康である」ことが明記されています。

  • こころの健康は生活の質に大きく影響します。
  • こころの健康に大きく影響する睡眠についても、わが国では健康日本21(第2次)での取り組みを行っています。

うつ病

精神病の代表的なものとして近年問題になっているのがうつ病です。

世界の人口の約何%がうつ病と診断されている?

  • 世界の人口の約3~5%がうつ病と診断されています。
  • うつ病と自覚できず治療を受けてない者も多い。
  • 国民や医療関係者がうつ病について正しい知識をもつことが重要。

自殺による死亡率は、増加傾向?減少傾向?

しばらく上昇傾向であったが、2014年での自殺者は、10万人に対して19.5人と減少傾向にあります。

2015年の15〜39歳での死因の1位は?

  • 自殺は、15〜39歳での死因の1位。

地域精神保険福祉活動とは?

保健所の活動のひとつとして、精神保健福祉法に基づいた精神保健福祉活動があり、訪問指導や精神相談、知識の普及や精神障害者の措置入院を行うもの。

  • 地域精神保険福祉活動は精神保健福祉法(精神保健及び精神障害者福祉に関する法律)に基づき行われています。

精神障害者の入院について

措置入院

入院にあたり、本人および保護者の同意を必要としない。(強制力があります。)(重要)

医療保護入院

入院にあたり、本人の同意は不要。保護者の同意は必要。

任意入院

入院にあたり、本人の同意が必要。

  • 通院治療、措置入院に対しては、公費負担制度が存在します。
  • 精神障害による入院患者の約6割が統合失調症による入院です。
  • また、高齢化に伴い、老人性認知症などの老人性精神障害者も近年増加傾向にあります。
  • 精神医学の発達によって治療は、入院治療から通院治療へと変化してきています。