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<<チェックポイント>>
衛生管理では、
① 公衆衛生・環境衛生
② 感染症
③ 衛生管理技術
が【重点項目】とされています。要チェックです。
目次
動物・節足動物を介して感染する感染症
動物・節足動物を介して感染する感染症には、どんなものがある?
- ラッサ熱
- デング熱
- ペスト
など
ラッサ熱
ラッサ熱とは?
- 西アフリカ一帯にみられる急性ウイルス感染症であり、いわゆるウイルス性出血熱4疾患の一つです。
- ラッサとは1969年に最初の患者が発生した村の名に由来します。
ラッサ熱は、何類感染症?
- 一類感染症。
ラッサ熱の潜伏期間は?
- ラッサ熱の潜伏期間は、6〜21日です。
ラッサ熱の症状は?
- 潜伏期間は6〜21日で発症は突発的であるが、進行は徐々です。
- 頭痛、発熱、全身倦怠感、咽頭炎、せき、胸痛、腹痛などの症状がある
- 重症化すると、心不全、脳症がみられ致死率が高い。
- 大関節痛、腰部痛、後胸骨痛、心窩部痛、嘔吐、下痢もよくみられる
ラッサ熱の病原体・感染源・感染経路は?
- 病原体はラッサウイルス。
- 感染源はラッサウイルスを保有したネズミと感染した患者。
- 感染経路は血液や排泄物との接触。
ペスト
ペストとは?
- 中世ヨーロッパで猛威を振るった感染症。東南アジアやアフリカ、南米では今でも毎年数百の感染がみられます。
ペストは、何類感染症?
- 一類感染症。
ペストの症状は?
- 症状は、発熱・脱力感・頭痛などがあります。リンパ節の腫脹が特徴の腺ペストと、出血性肺炎の肺ペストがあります。
- 無治療での致命率は高い。
ペストの病原体・感染源・感染経路は?
- 病原体はペスト菌。
- 感染源はペスト菌をもったノミや患者の飛沫、感染動物の糞尿など。
- 感染経路はこれらとの接触。
デング熱
デング熱とは?
- 熱帯・亜熱帯地方で、年間2億人の患者が発生していると推定されている発熱性疾患。
- 2014年には代々木公園を発端とした国内流行があり、約160名の患者が報告された。
デング熱は、何類感染症??
四類感染症。
デング熱の潜伏期間は?
- デング熱の潜伏期間は、約5日です。
デング熱の症状は?
- 急激な発熱で発症し、発疹、頭痛、骨関節痛、嘔気・嘔吐などの症状が見られます。
- 通常、発症後2~7日で解熱し、発疹が解熱時期に出現。
- デング熱患者の一部は、まれに重症化してデング出血熱やデングショック症候群を発症することがあり、早期に適切な治療が行われなければ死に至ることがあります。
デング熱の病原体・感染源・感染経路は?
- 病原体はデングウイルス。
- 感染源は病原体を血液に保有する患者と唾液腺に保有するヤブカ。
- 感染経路では、ヤブカの1種であるヒトスジシマカは東北地方に広く生息しているため、国内でヒト→カ→ヒトの感染環が成立する危険性があります。
- ヒトからヒトには直接感染しない
デング熱の予防対策は?
- 2015年には「蚊媒介感染症に関する特定感染症予防指針」が告示され、媒介蚊を減らすなどの対策が行われています。
- 東南アジアなどの流行地に滞在する場合は、蚊に刺されないよう肌の露出をできるだけ避け、忌避剤を使うことが推奨されます。
- ワクチンは開発中です。
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