保健

6.血液・循環器 まとめ

血液の概要

血液の役割とは?

血液は、物質代謝に必要な物質を細胞に送り込み、不要な物質を運び去ます。



物質代謝とは?

物質代謝とは、人間の体の細胞外から生命維持のために必要な物質を送り込み、不要になったものを排除する働きのことです。

血液の特徴

血液は血管に中にあり、赤く、不透明で粘性があります。

血液を血管から取り出し、放置すると血清と血餅に分かれます。

血液の重さは?

・・・体重の約8%。あるいは13分の1程度。

血餅とは?

・・・血液を血管から取り出し、ガラス館などに入れると数分で固まりゼリー状になります。このゼリー状の固まりをを血餅と言う。

血清とは?

・・・血餅を放置すると、しだいに透明で淡黄色(うす黄色)の液体が出てきます。この液体を血清という。

血液の成り立ち

血液は血漿と血球にわけられ、血漿は、大まかに水・タンパクなどに分けられ、血球は、白血球・赤血球・血小板に分けられる



血液 血漿 タンパク
その他
血球 白血球
赤血球
血小板

血球の分類は?

・・・白血球・赤血球・血小板に分けられるが、ほとんどが赤血球です。

赤血球とは?

・・・主に酸素の運搬を行う。内部にヘモグロビン(血色素)があります。ヘモグロビンは肺で酸素を受け取り血管を流れ、体内の細胞に酸素を届けます。

酸素ヘモグロビンとは?

酸素を受け取ったヘモグロビンは酸素ヘモグロビンと言う。

赤血球の寿命は?

寿命…約4ヶ月

赤血球の形は?

形…円盤型。変形しやすい。

ヘマトクリットとは?

ヘマトクリット…血液中の赤血球の割合のこと。成人男性で約40〜50%、成人女性で約40〜45%

ガス交換とは?

ガス交換…ヘモグロビンが、肺で酸素を受け取り、酸素ヘモグロビンが体内の細胞に酸素を渡し、物質代謝で発生した二酸化炭素を受け取ること。また、受け取った二酸化炭素が重炭酸イオンになり肺に戻り、また酸素を受け取ることをガス交換という。

ヘモグロビン量の標準値は?

ヘモグロビン量…血液中のヘモグロビン量は、成人男性で14g/dL〜18g/dL、成人女性で12g/dL〜15g/dLです。

貧血とは?

貧血…血液中のヘモグロビンの量が、上記のヘモグロビン量より減少した状態。



白血球

白血球の役割は?

・・・主に免疫を担当する外部から体内に侵入した細菌・ウイルスなどの異物の排除などの役割をもつ

白血球の分類は?

白血球は、多核白血球(顆粒球)と単核白血球に分けられます。

多核白血球の分類は?

そして、多核白血球は、好中球、好酸球、好塩基球にわけられ、単核白血球は、単球とリンパ球に分けられます。

リンパの分類は?

リンパ球は、 B細胞(体液性免疫に関与)、T細胞(細胞性免疫に関与)に分けられます。

白血球の分類まとめ表

白血球 多核白血球(顆粒球) 好中球
好酸球
好塩基球
単核白血球 単球(大きな核)
リンパ球(小さな核)
リンパ球 B細胞(体液性免疫に関与)
T細胞(細胞性免疫に関与)

 

血小板

・・・血液凝固を担当しています。(血管の穴を塞いで止血する)

血液1立方ミリメートルあたり、15〜40万個含まれています。

循環器系について

循環器系の成り立ちは?

循環器系は、心臓と血管とリンパ管から成り立っています。



〜循環器系〜

  • 心臓
  • 血管
  • リンパ管

心臓

心臓の役割は?

全身に血液を送るためのポンプの役割を持つ。

心臓の4つの内腔各部の名称は?

心臓は左右・上下の4つの内腔に分かれています。上の内腔を心房、下を心室と呼ぶ。(左心房・左心室・右心房・右心室)

脈拍とは?

心臓の心拍動で起こるドクン・ドクンといった動脈内の波動

血圧とは?

心臓のポンプの力で生じる血液の血管壁にかかる圧力のこと。

血圧は、時間帯や環境温度、体位、運動、精神状態により変化します。

また、大動脈、心臓に近い部分で最も高く、動脈が分岐するに従って低くなります。

収縮期血圧(最高血圧)…心筋が収縮した時の血圧

拡張期血圧(最低血圧)…心筋が緩んだ時の血圧

房室弁とは?

・・・血液を心房から心室へは流すが、逆方向には流さないようにする弁。右側の房室弁を三尖弁、左側の房室弁を僧帽弁(二尖弁)と呼ぶ。

右心房とは?

・・・大静脈が入ってくる心臓の内腔

右心室とは?

・・・肺に血液を流すポンプの役割をもつ心臓の内腔

左心房とは?

・・・肺からの血液が入ってくる心臓の内腔

左心室とは?

・・・全身に血液を流すポンプの役割をもつ心臓の内腔。左心室が心臓のなかで、1番ぶ厚い

冠状動脈とは?

・・・心臓に栄養を送る動脈

血管

血管は

  • 毛細血管
  • 動脈
  • 静脈

に分けられます。

動脈とは?

・・・心臓から各器官の細動脈に至るまでの血管。動脈は、内膜・中膜・外膜の3層から成り立つ。静脈よりも弾力・収縮力が強く、壁が厚い

静脈とは?

・・・各器官から心臓に戻るまでの血管。逆流しないための静脈弁がある

大循環とは?

・・・全身に行き渡る循環

大循環の流れは?

左心室→大動脈→動脈→全身の毛細血管→静脈→大静脈→右心房

の順です。

小循環とは?



・・・心臓と肺の間の循環

小循環の流れは?

右心室→肺動脈→肺の毛細血管→肺静脈→左心房

の順です。

門脈循環とは?

・・・腸から吸収された栄養分を肝臓に運んで処理するための循環

大循環の中にある循環経路で、胃腸から肝臓の静脈を心臓付近の大静脈までバイパスするような循環経路。

胃腸の毛細血管が集まり1つの静脈になる部分を門脈という。

門脈循環の流れは?

腸間膜動脈→腸の毛細血管→門脈→肝臓の毛細血管→肝静脈

の順です。

リンパ管系とは?

リンパ管とリンパ節をあわせてリンパ管系という

リンパ管とは?

毛細血管から移動した組織液の一部はこのリンパ管に入り、リンパと呼ばれる体液になります。リンパは、リンパ管の途中にあるリンパ節を通り、最終的に鎖骨付近の大静脈に合流し、血液循環に戻ます。

右リンパ本幹…右上肢・右頭部・右胸部のリンパを集めて右鎖骨下の静脈に入るリンパ管。

左リンパ本幹…右リンパ本幹以外のリンパを集めるリンパ管。胸管(きょうかん)という太くて長い管になり左鎖骨下の静脈に入ます。

リンパ節とは?

直径2〜3mmの器官でリンパ管の途中に数多く分布していて、細菌などをろ過する働きや、リンパ球を蓄えておき、必要に応じて血液中に供給する働きを持つもの。